妙高市内もほとんどの田んぼで、田植えが完了しているようです。
農家さんたちも一仕事終え、一安心しているところではないでしょうか。
これから梅雨や夏の時期を越え、実り多き秋を迎え、
無事に皆さんの手元にも新米として届くことを願いたいと思います。
さて、当たり前のように田園風景が広がっている山間地域ですが、
そこで生活をしていると、田んぼをやるにあたって、必要なことが非常に多いことに気付かされます。
そんな中でも一人ではなかなか困難なことのひとつが水の管理です。
そんな水の管理にあたって、用水路の点検に同行した様子をご紹介します。
雪の影響で所々地すべりをおこしている山の斜面に、自分たちで道を作り ながら幻の大滝の上流にある用水の大元を目指します。
途中、まだまだ雪が残っているところもありました。
小石がころころ転がってきている、こんな斜面も道付けしていきます。
かなりの斜度!危険です。。。
詰まっている木の枝などを綺麗にして、堰を外して下流へ流していきます。
危険個所を抜けた先で用水の大元に辿り着きます。
上流部の流れを確認した後は、用水路に沿って山を下っていきながら、
所々詰まっているところがないか、綺麗にしていきながら下流までの水の流れを確認し、
作業は終了です。
今回、用水を引っ張ってきている大元まで同行させて頂き、
そこに至るまで、自分たちで道を作りながらという作業の過酷さを、
身をもって体験することができました。
これを、高齢化が進む地域の皆で行っていること、本当に大変なことだなと痛感しました。
田んぼをするにあたっては、それに伴ってこのような用水の管理なども作業として伴ってきます。
簡単に一人でできるものではないし、一度やり始めたら簡単に辞めることもできないと思います。
持続可能なものとしていくには何が必要なのか?自分に何ができるのか?
微力ながらも考え、寄り添っていけたらと思います。
様々な人の手がかかり、手間隙かけて出来上がるだろう秋の新米。
今年は、より味わい深く食べることができそうです。