妙高市 地域のこし協力隊・サポート人ブログ~妙高発 広げよう地域の輪・和・話~

地域のこし協力隊と地域サポート人が地域で見聞したこと・地域の魅力をリアルタイムで発信していきます。

感謝祭!!~感謝するのは、こっちの方だー~

2017年12月18日 | 水原地区

先日、とてもかわいらしく心のこもった招待状を頂いたので、

井南小学校の5年生の開催する感謝祭(収穫祭)にお邪魔してきました。

 

招待状に書いてある通り、当日、学校の校長室で待っていると、

「準備できましたー!!」と元気に迎えに来てくれました。

 

そして案内された先には、、、

ご馳走が用意されていました!!!

メニューは、
・みどりもち米や古代米のおにぎり
・コシヒカリの米粉ピザ
・豚肉のしょうが焼き
・チョレギサラダ
・夏野菜(きゅうり)の漬物(学校で栽培・収穫)
・夏野菜(なすときゅうり)の和え物(学校で栽培・収穫)

 

ちょー豪華です!!!

しかもこれ!全部、当日5年生たちだけで作ったというのだから驚きです。。。

恐るべし現代の小学生!!!

 

メニューは、ご飯に何が合うのかを皆で話し合って考えてくれたようです。

しかも、事前に親御さん向けの感謝祭で全て事前練習済みということで、抜け目もない!!!!

ということで、ぜーんぶ美味しく平らげてしまいました!!!!

中島隊員、新米収穫以降、太る一方でヤバイです。。。食べるもの全てが美味しすぎるのだから致し方ない。。。

 

更に!!!

食後には、、、米粉で作ったクレープまで出してくれました。

心を込めて一つ一つ手作りです!!

米粉の生地だけでも十分過ぎるほど美味しかったのに、

ご丁寧に生クリームをこれまたたっぷり付けてくれちゃって。。。笑

とっても美味しく、肥えさせていただきました^ ^;

 

当日のプログラムです。

この手作り感がまた、心と手間がこもっていて、とっても温かい気持ちになります。

 

まだまだやんちゃな5年生。

大好きな生クリームを、皆にバレない様にデロンデロンに塗っている時。(ちょっと悪い顔してます。笑)

 

春の田植えから始まって、

夏は草刈りや定期的な成長の確認、

秋は稲刈り→はさ掛け→脱穀→籾摺り→精米と、

あっという間にこの冬の感謝祭を迎えました。

自分の故郷東京の小学校での記憶を辿っても、

田んぼをした記憶も、保護者ではない地域の方々と何かを一緒にした記憶もありません。

 

 

新潟では、もしくは最近では当たり前の小学校教育のカリキュラムなのかもしれませんが、

地域の人たちと触れ合うことや、食の成り立ちを学ぶことができるこのような授業は、

子どもたちにとって、郷土愛を醸成する為のとても貴重な学びの場なのだろうということを感じました。

また、一年間を通じて、自分も田んぼ一年生として、

教えることより、一緒に学ぶことが多くなってしまいました。。

感謝祭という形で今回お呼ばれしたけれど、

本当はこちらこそ感謝しなければいけないなと強く感じました。

この一年間、子どもたちとたくさん交流することが出来た割に、

子どもたちに何も伝えることは出来ていないので、また別の機会で自分のやり方で、

子どもたちに何か伝えられたらなーと思ってます。


幻の大滝の魅力は台風に負けない!

2017年11月28日 | 水原地区

関田山脈に沿う形で、日本でも有数の地すべり警戒地域で形成されている新井南部地域。

去る10月下旬の台風21号・22号の襲来によって、大きな被害を受けました。

幸いにも人的な被害等は確認されていないようですが、

周辺の道路上には一部土砂崩れを起こし、

通行ができなくなってしまう地点が何箇所もあるような状況になってしまいました。

一部、状況をご確認ください。

 

しかし!!

このような環境化だからこそ生まれ、育まれてきた自然があるということも忘れてはいけません。

 

そう、そのひとつが、幻の大滝です。

幻の大滝は、妙高市上小沢にある落差40メートルの滝です。

地元では、古老がその存在を知っていましたが、

平成5年に市民グループ「宝島あらいビデオ探検隊」が滝を発見。

その後、テレビや雑誌など、マスコミに取り上げられ、

「地図に掲載されていない滝」として全国的に一躍脚光を浴びました。

国土地理院の地図に掲載されていなかったことから「幻の大滝」と言われるようになりました。

 

幻の大滝へは、上小沢から寸分道へ抜ける道の末端まで行ったところの駐車場、

もしくは大滝荘から歩いていくことができます。

この散策路は地域内の田んぼの用水沿いに整備されており、

地域の方々(70~80代のおじいちゃんおばあちゃん)が中心となって、

草刈り・枝葉の処理やベンチの設置などによって維持管理しております。

この散策路を経て、四季折々のダイナミックな幻の大滝を見て頂くことが可能となっております。

 

①春

 

②夏

 

③秋

 

④冬 

 

さて、今回の台風においても、奇跡的に被害を受けることがなかったこの散策路と幻の大滝。

(鉱泉を引くホースなどが分断されたり、周辺の一部では被害も受けております。。)

 

 

そんな貴重な資源を活用したトレッキングツアーを定期的に開催し、

上越・妙高を中心とした多くのお客様に楽しんで頂いております。

10月末から11月中旬にかけては紅葉もとても美しく、

例年だと水量も少ない大滝も、今年は雨が多かったことや台風の影響が吉と出て、

水量がい中での紅葉というとても珍しく且つ、迫力満点の姿を見て頂くことができました!

ご案内をさせて頂く中で、

「昔は大滝の側にドラム缶を置き、そこに鉱泉を引いてきて、地域の人々の癒しの場所だったこと」

「大滝の近くまで田んぼをやりに来ていた人がいたこと」

「メディアに取り上げられて一気にお客さんが来るようになったこと」や

「雪解けの春に、滝壺で死んだ熊がいたこと」等々、

地域の人たちから伝え聞いた歴史を伝えるようにしています。

 

また、歩きやすい散策路は地域の人たちが日々、

維持・管理しているという現状もお伝えするようにしています。

 

前述の台風のように、自然の力の前で人間は無力です。

ですが、それらによって育まれた資源があるということもまた事実。

それらを維持管理していきながら、

魅力や歴史などを伝え、一人でも多くの人の心に、記憶に残っていけたらこれ以上の喜びはありません。

 

これからもまた、地域の人との活動を通じて昔のことなどを聞き出し、

それらを交えたご案内を通して、

地域の魅力的な資源や歴史を少しでも多くの人に届けていく、

そんな橋渡し的な役目を果たしていけたらと思います。


秋祭り!

2017年11月24日 | 水原地区

去る11月5日、大濁地区・上小沢地区で秋祭りが開催されました。
今年度の豊作を祈願する予祝儀礼の春祭りに対して、
秋祭りは今年一年の農耕の収穫を感謝するお祭りです。

神の恩恵に感謝する為、初ものとなる豊富な食物の献供等があり、
共同飲食が盛大に行われました。

 

 

 

 

 

 

 

祭りでも何でも手作りで出来ちゃう地域の人たち!!

 


そのへんにあるものを活用し、お皿とコップになりました!!

 

 

 

ちなみに、、、
日本大百科全書によると、秋祭りとは、、、
秋ということばは飽食(あきぐひ)の祭りからきているという。
春からの農耕を助け稲田を守ってくれた田の神に収穫を感謝し、
新穀でつくった神饌(しんせん)、神酒でもてなすのが秋祭である。
旧暦の10月をカンナヅキとし神無月などと書いて、
俗に神々が出雲(いずも)に出かけて留守だといわれ、
人々は物忌(ものいみ)をして慎しむ期間であった。
長い物忌のあとに旧暦の11月に収穫祭として霜月祭が行われた。
今日の勤労感謝の日のもとになった新嘗祭(にいなめさい)は、
収穫祭であると同時に、翌年の種子たる稲の霊を誕生させる儀式でもあった。

へぇー。。。笑

地域の人たちは、伝統を引き継ぎ、次の世代に繋げていこうと取り組んでいます。
その一助となれるよう、活動していこうと思います。


実りの秋を迎えております!

2017年11月23日 | 水原地区

10月10日に稲刈りを行った新井南小5年生による水原地区での田んぼ体験シリーズ。

いよいよ大詰めです!
稲刈り→はさ掛け後、大分間が開いてしまいました。。。

 

 

2度の台風を乗り越え!?いや、見事に台風の影響で倒れてしまった稲たちも、、、
新たなはさに掛けかえられて、十分な乾燥具合になりました。

そして去る11月1日、足踏み脱穀→籾摺り→精米の工程を一気に行いました。

 

まずは、足踏み脱穀。
実は、自分も初めて見る足踏み脱穀機!

 

真剣に使い方の説明を聞く子ども達。

 

 

そしていざ実践!!

 

稲を回転させながらリズム良く足を踏んでいきます。

子供たちに交じって先生も、「懐かしい!」と言いながら体験します。

 

途中、逆回転になってしまい、順回転に戻すのに苦労する子ども達、
試行錯誤しながら戻そうとするがなかなか戻りません。。
見かねて岡田さんがちょろっと手を加えると、すぐに順回転に。

 

子供たちからは感嘆の声が上がりました。
知恵や技術を介しての子どもたちとの交流、いいですね^ ^


さぁ続いて、
一粒も無駄にしないぞ!と気合い充分に、脱穀した籾を丁寧に集め、籾摺り機に入れていきます。

 

今度は機会が丁寧な仕事をしてくれて、、、玄米となって出てきましたー!

それらを今度は精米機で白米にしました。
1升とちょっとのお米になりました!

 

最後は一年間お世話になった田んぼに一人一人それぞれの思いを馳せているようです。
来年はまた次の5年生へと繋がる予定です。

 

田んぼの学習を通じて小学校と地域の交流が生まれ、

それをまた次へと繋いでいく。

田んぼを介しての交流授業。とても良い経験と勉強になりました。




実りの秋を迎えております!

2017年10月17日 | 水原地区

このブログ上でもご紹介しましたが、

5月末に新井南小学校の5年生によって植えられた稲も、先日の10月10日(火)、

遂に収穫を迎えました!!

(田植えの様子はこちらをご覧くださいー!

http://blog.goo.ne.jp/tiiki-support/e/65834e5b3b39d9467ecd9d4c4a64859f

 

成長の記録としての中間を省略してしまいまして、申し訳ございません。。。

この日までに何度も、、、

『草刈り』 ~雑草「ヒエ」との壮絶な死闘!~

『田んぼ観察』 ~貴重な夏休みでも親子で観察~

などなどのストーリーを生み出しながら頑張ってきました小学生達!!

田んぼ観察に来た際に、田んぼの先生で大滝荘の館長である岡田光一さんに、

お米の状態を真剣に聞く小学生達。

(中間の様子が分かる唯一の写真です。。。すみません。。)

不覚にもこれ以外、写真などでの記録をし忘れてしまい、、、

中略にて収穫のレポートをすることにします。。。

 

まずは岡田光一さんから、手を切らないように上から下に鎌を入れるように!と、

稲刈りのやり方を丁寧に教わります。

 

続いてそれぞれの担当の列を決めて、Let's start 稲刈り!!

 最初は順調に刈っていたのに、、、

田んぼの真ん中あたりから、足が埋まってしまった子ども達。。。

ここからしばし、、泥んこ遊びが始まりました。。。

稲の結わき方を教わりながら、見よう見真似で実践し、、、

なんとか予定していた時間内で全て刈り終わりましたー!!

泥んこを池で洗い流して、ハサに掛けた稲の前で皆でパシャリ!!

今年度は5年生が7名と少なかったこともあり、

昨年経験していた6年生にも手伝ってもらったお陰もあって、無事、完了しました。

 

 次回は足漕ぎ脱穀機での脱穀です。

ハサに掛けた稲たちが、またどんな味わいになっていくのか!?今から楽しみです^ ^

 以上、子供たちと一緒に人生初めての田んぼを楽しんでいる、中島でしたー^ ^