妙高市 地域のこし協力隊・サポート人ブログ~妙高発 広げよう地域の輪・和・話~

地域のこし協力隊と地域サポート人が地域で見聞したこと・地域の魅力をリアルタイムで発信していきます。

長沢 「よみや」でした。

2015年09月15日 | 長沢地区

12日、長沢地区で「よみや」が開催されました。

1週間の準備期間を経て、いよいよ八王子神社への奉納の日。

 

朝の5時から旗竿たてです。

雨はあがり青空、そして冷えていました。寒かった!

 

上平から・・・

 

この、葉っぱがまだら模様のすすき?を竿のてっぺんにくくりつけます。

 

みんなで作業。

旗竿に吹き流しを掲揚。

 

6時からは番場平の旗竿たてへ。

お寺の横に一本。

 

もう一本はもう少し上のほうにたてるそうです。

竿をみんなで運びます。

短くしたんだよ、とおっしゃっていましたが、大人の男性が6名で運んでいました。

結構重たい^^;

竿をみんなで引き揚げて立てます。

まだ新しい吹き流しを取り付けます。

秋の青空に映えて、お祭りの合図ですね。

 

番場平の集会所前。

彩。

素敵。

 

他の平でも着々と準備が進められていました。

午後、花灯篭の組み立てと太鼓の飾りつけが行われ、

夕方の出陣に向けて、気を高めていきます。

 

午後20時に向けて、旧長沢小学校へ各平から花灯篭と太鼓を担いで

集まってきます。長沢の太鼓の音と、笛の音色が、とても賑やかで元気がでます。

今回は看護大の1年生の野村憲一教授のゼミが笛を練習し、からすおどりを

覚えて、参画してくれました。

看護大のはっぴを着て、笛も新調しての参加です。

 

小学校グラウンドでは、長沢大区長、祭典委員長、妙高市長、看護大野村教授の挨拶から

始まり、からす踊りへ。

(妙高市役所facebookページにたくさんの写真がありますのでご覧ください)https://www.facebook.com/media/set/?set=a.525653540924584.1073741842.451015085055097&type=3

今年は盆踊りも開催し、からすおどりの練習を行ったこともあり、また

看護大学のみなさんはからすおどりを練習されてきているので

大きな輪ができ、とても賑やかな祭りのオープニングとなりました。

 

からすおどりの後は、太鼓と笛の饗宴。

太鼓の音が響き渡る中、笛の音色が、長沢の秋の夜を感じさせてくれます。

 

 

20時過ぎ、八王子神社へ向かって出発です。

中尾と宮前橋前で止まり、太鼓と笛を打ち鳴らします。

担ぎ手も、太鼓の叩き手も、笛の吹き手も途中交代しながら進みます。

 

八王子神社前の急な階段を上ります。

花灯篭に太鼓、みんなで息を合わせて上ります。

 

区長さんも手を添えて。

 

拝殿前につきました!

 

4平そろったら、奉納太鼓です。

普段静かな八王子神社が、このときはとても華やかで勇壮です。

神様、ぜったい寄ってくると思いました。

神社参拝!

 

この後、各平集会所へ戻り、なおらいです。

 

 

翌日13日、本祭りは午後からです。

 

昨夜奉納した花灯篭。

凛、とした空気がありました。

 

この奥の拝殿では、玉串奉納がおこなわれていました。

お神酒とお赤飯をいただきました。

 

 

新井市街は雨が降っていたのですが、なんと長沢は全て終わるまで雨が降らず。

神様に守られているのかもしれない、と本気で思いました。

 

新潟県立看護大学のみなさんと、妙高市グリーンツーリズム推進協議会の

文化継承講座の受講生さんが参画してくれて、昨年の倍くらいの人出があったように思います。

新井「あんちゃ会」の有志の方のお手伝いもいただきました。

高齢化、過疎化で祭礼の継承が年々厳しくなっているのが現状ですが、

大切な祭礼をなくすことはできません。

 

支えあい、助け合いは、双方の気持ちの一致が大切。

いろいろな面でいろいろなことを感じた、今年の秋のよみやでした。

 

お天気に恵まれ、人にも恵まれ、素晴らしい祭礼だったと思いました。

長沢の八王子神社秋季祭礼の様子でした。

 

 

 

 


長沢 よみや「花とうろう」制作♪

2015年09月09日 | 長沢地区

雨が続き、肌寒い9月8日。

12日の秋季祭礼「よみや」に向けて、花とうろう作りが始まりました。

http://blog.goo.ne.jp/tiiki-support/e/4eba01c327e87627086c193056974144(2013年の記事)

http://blog.goo.ne.jp/tiiki-support/e/af96686f73a56aa05f52a51eb8877f3e(2014年の記事)

4つの平に分かれて、4つの花とうろうを作ります。

 

今年度は妙高市グリーンツーリズム推進協議会の「よみや」体験講座の受講生と

新潟県立看護大学の1年生がこの「よみや」に参加をするために訪れています。

看護大学の学生さんは、民族芸能を学ぶという目的で訪れています。

10月にはふれあい実習という高齢者の日常生活を学び、今後の看護の道に生かす

授業もこの長沢地区でも予定されています。

 

さっそく、下平から。

みなさんが訪れる前から、制作は始まっています。

 

これは中に灯りを灯します。一枚一枚、丁寧にはられていきます。

男性の作業のようです。

 

 

八王子神社へ奉納する際、この太鼓の競演があります。

力いっぱい叩くので、しっかりと固定するそうです。

すこし話題が逸れますが、太鼓のばちです。

山から適当な木の枝を切って、それを使用。もちろん2本必要なので

探してくることも大変だと伺いました。

写真だとわかりませんが、反っています。

座って叩くから?まっすぐではないのが面白いところです。

 

本題。

学生さんと受講生の方が到着して、自己紹介をしています。

地域外の方が、花とうろう制作にかかわるのは、たぶん初めてなのではないでしょうか。

 

こちらは上平のみなさんの様子です。

こちらも自己紹介から始まりました。

 

上平は、花、を染めて制作しています。

月曜日、すでに染めて乾かしてあるところです。

こういった風景が、各平によって異なるのが、非常に面白いなぁと感じます。

こちらは看護大のサイモン先生です。

ニュージーランド出身の英語の先生。非常にわかりやすい日本語でお話されます。

太鼓をたたきたい、という意向を組んで、上平で太鼓を教えていただきました。

太鼓と笛の演奏になるのですが、この太鼓のリズムが独特(な気がする)ですが、

先生、真剣!教える方はやんわりと。ずっと太鼓の音が響いていました。

また、学生さんも先生も、笛(横笛)をすでに練習してきているので、こちらも合わせて

練習をしていました。

 

ところ変わって中尾平です。

 

中尾平の花とうろう作りは、ここ数年、集会所に集まって行うことも減っていたとのことです。

今回、このような機会があるので、集会所に集まり、みんなで制作をしました。

たぶん4つの平の中でいちばんはやく準備を進めていらっしゃるので、花は完成しているし、

灯篭の飾りのかわいらしい花を折り紙で細かく作る作業をしていました。

一緒に灯篭に取り付けます。

80代と10代のコラボ!初対面なのに、馬が合う??

 

そして、番場平へ。

小学生も来て、花つくりをしていました。キリで穴をあけ、そこにこよりを通します。

宿題やった?と聞いたら、「やったよ!」と明るいお返事でした。えらい!

からす踊りの先生も番場平にはいらっしゃいます。

お盆の盆踊りの際、踊り方が3種類くらいあって、悩んだ話を知って、長野県の

飯山市までからす踊りを確かめに行ってくれたそうなのです!

この夏練習した踊り方でオッケーとのこと(^_^)

12日は、安心して踊れそうです!

そして、そのからす踊りの研究をされている看護大の先生がこちらに来て↓↓

練習してきた笛を学生さんとともに披露してくださいました。

太鼓に合わせて笛のメロディーを吹いています。

 

秋の夜の太鼓の音。笛の音・・・

 

風情がありますよ♪

 

本番は12日(土) 20時から旧長沢小学校校庭から始まります。

その前に、各集会所から、花とうろうと太鼓と笛を担いで、皆さん集まってきます。

この調子だと、お天気もよさそうです。

 

また、こちらでご紹介したいと思います。

 

 

 


長沢 敬老会開催(*^_^*)

2015年09月04日 | 長沢地区

お盆が過ぎた日曜日、長沢地区で敬老会が開催されました。

毎年8月末に開催されています。

長い間社会のために尽くしてこられた高齢者を敬い、長寿を祝う大切な会です。

 

準備万端!

受付1時間前ころから、集まってこられました。

 

なごやか~な雰囲気です。

 

区長さんの挨拶、来賓の方々の挨拶から始まりました。

 

乾杯をして歓談が始まります。

和やかな雰囲気を残しつつ、にぎやかな場へ変わり、

笑い声が聞こえてきます。

腹の底から笑うことは元気の秘訣!

大勢でばか笑いをするは薬になる!とどこかで聞きましたが(^_^)

 

笑顔(*^_^*)

この場で最年少の18歳と、最年長93歳のツーショットです。

東京から8月後半にインターン生として妙高に来ていました。

大学生。夏休みを活かして、いろいろな方とふれあい、交流をしたいとのことで

長沢地区の敬老会へもお手伝いとして参加。

「高齢者の方々の元気な姿がすごいと思った。」と彼の中での高齢者のイメージが変わったようです。

 

笑顔(*^_^*)

 

笑顔(*^_^*)

鳥坂小唄保存会さんの踊りを鑑賞し、最後、踊りたい人は一緒に踊りました。

座っていても、勝手に手が動いて踊っている方も!

鳥坂小唄保存会の皆様、ありがとうございました。

心も体もほかほかになりました。

 

 そして、最後にこのたくさんの笑顔(*^_^*)

朝晩めっきり涼しくなりましたが、体調にお気をつけて、いつまでも

お元気で、この笑顔を見せていただきたいです。

 

 

 


長沢・・・盆踊り復活プロジェクト 本番♪

2015年09月01日 | 長沢地区

 9月に入り、すっかり秋の気配漂う妙高です。

 

8月15日、長沢地区での盆踊り大会の様子をアップ!

(遅くなってしまいました・・・)

 

17時を告げる妙高市の歌が流れる頃。

子供たちが集まってきてくれました。

まだ明るい時間。流しそうめんのスタートです。

 

そうめん、そば、長沢茶屋の幻のそば、が流れました!

15mの滑り台を、スルスルと流れ、つるつると喉越しよくいただく!

 

18時近くになり、おばあちゃんやおじいちゃんたちも流しそうめんを楽しんでいました。

おばあちゃんたちの、そうめんを追う真剣なまなざし最高。

器に入りきらないのに、またそうめんをつかんでしまう、そんな仕草がチャーミングでした(*^_^*)

 

 

日が暮れ始めて・・・周りをみるとたくさんの方々が集まっていました。

 

おまん、元気だったかね~

懐かしいわぁ・・・

そんな声があちこちから聞こえてきました。

故郷に帰ってきた方々が、旧小学校に集まって顔を合わせる。

盆踊り大会の開催がそんな場になっていたことがとてもうれしく思います。

 

 

19時。

地域づくり協議会長と、長沢区長のあいさつで盆踊りが始まりました。

「からすおどり」一本勝負!

信州から伝わった「からすおどり」、長沢の人々が歌う声で踊ります。

 

昔は「盆下駄」をはき、夜通し踊ったそうです。

出逢いの場、だったんです。

隣の平丸へも、少し遠い樽本へも、踊りに歩いて行ったとのこと。

(踊りに行く・・・つまり出逢いにいく・・・

盆踊りの歌に使われる歌詞をよーく見てみましょう。新たな発見がたくさんあります)

 

 

からすおどりと一言で言っても、このとき3種類くらい踊りがありました。

大切なのはきちんと踊ることではないので、これでもいい。

細かい規則なんてなし。日本の昔からの芸能の良さ=あいまいさ。

時代に合わせて変化していくこと、それに対応すること。

その中の変わらないもの。

一晩でいろんな景色が見えたように思います。

 

 

閉校してしまった小学校に、たくさんの人々が集まりました。

にぎやかな声が聞こえました。

灯りがともりました。

地域の人々の笑顔が集まりました。

地域の人が地域の人を支え、実現しました。

 

また、来年!