妙高市 地域のこし協力隊・サポート人ブログ~妙高発 広げよう地域の輪・和・話~

地域のこし協力隊と地域サポート人が地域で見聞したこと・地域の魅力をリアルタイムで発信していきます。

長沢地区 賽の神

2017年01月26日 | 長沢地区

先週の1月15日(日)に予定していた長沢の賽の神も、

最強寒波の影響で1月21日(土)へと延期になりました。

ですが、さすが雪国!! 21日当日も雪です。。。笑

 

長沢の賽の神は、当日8時ごろ地域の方が集まり「藁」や「神様」などを集めます。

賽の神の制作中にも雪が降り積もりましたが、3時からの点火の際には雪も止んでいました。

 

タマネギがとろとろした豚汁と甘酒とスルメとみかんを振舞い、

来た地域の方が豚汁や甘酒を楽しみながら思い思いの話をします。

 

当日、スルメとみかんは地域の子供達が袋詰めしてくれました。

袋詰め作業は私も参加しましたが、

子供達の間でやはりPPAPが流行っているようで、

子供たちにはかなり笑わされてしまいました!! 

 

私にとっての賽の神は、

映画「64後編」のクライマックスにある賽の神のシーンのイメージでした

なぜ、演出として賽の神のシーンにしたのか、

今までよく理解できていなかったのですが、、、

今回、賽の神について学び・体験することを通じて、

映画のクライマックスのシーンに賽の神を使用したのは、

昭和64年におこった少女誘拐事件を時効目前で犯人を捕まえることができた、

つまり昭和最後の年に止まっていた父親の時間を賽の神の火で浄化することができた、

というメッセージが込められていたのではないかと、

妙に納得することができ、とてもすっきりしました!!!!!

 

毎年参加している方は、この行事が来ないと一年が始まらないと仰られていました。

私の一年の始まりは今まで、こたつとみかん・駅伝・お雑煮・おせち・茶碗蒸しでしたが、

これからは、賽の神が私にとっても一年の始まりになるだろうと思います。

賽の神の火は、小さな太陽があるかのような熱さで、

一人一人の今年も健康にいれますようにという強い願いの塊であるかのように感じました。

 

とはいえ、

私は花より団子派なので、

賽の神の火でスルメを焼いて食べる、そういった楽しみ方でも楽しみました。

地域の方に「おぉ!!わりぃいね~俺のも焼いてくんね~」と頼まれながら、

一緒にアツアツのスルメを裂いて食べ、地域の方と楽しい時間を共有しました。

 

今年はおもちを焼けなかったので来年はおもちを持参して焼いて食べるぞー! 

 

 

最後は、燃え尽きるまで消防団の方と安全を確認しました。

 

 

 

 

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公孫会妙高支部による平丸地区 除雪ボランティア

2017年01月24日 | 平丸地区

1月23日(土) 平丸地区においてボランティアによる除雪が実施されました。

妙高市の教職員によって構成されている組織『公孫会』によって毎年実施されているボランティアで、

今回 34名の参加を頂きました。

高齢者にとって冬期間の除雪作業はかなりの重労働で、

自力では出来ず業者等の対応で過ごしている方もいらっしゃいます。

特に今年は、1月16日頃からの寒波によりどの家も雪に埋もれて出入りも大変な状況でした。

 

そんな中、高齢者宅 6軒を6班に分かれて、

家の周りを中心に実施した除雪作業の様子をご紹介いたします。

 

 

スノーダンプにより雪の壁を排雪して行きます。

足元が埋まって安定しない為、かなりの体力を消耗します。。

 

 

軒下の雪は固く締まっており作業がなかなか前に進みません。

今年の雪もまた、重い。。。

 

作業を終えた後は、お茶を飲みながら冷えた体を温めます。

談笑しながらコミュニケーションを図り、除雪の疲れも癒されました。 

 

参加者全員での記念写真。

 

作業を終えて、、、

「助けて頂いて有り難い。」「安心して生活が出来る」

どのご家庭からも喜びの声を頂戴しました。

 

また、、、

「地域の実情が良くわかった。」「地域の情報を聞く事が出来た。」「今後も出来る限り協力していきたい」等

参加者の皆様からも貴重な意見を頂きました。

 

平丸地域は高齢化率64%以上で、

日々の生活や地域の活動など、自力では限界にきています。

 

今回の取組で改めて作業人数が多ければ作業がスムーズにいくことと共助の大切さを痛感しました。

 

そしてなにより、地域の皆さんが喜んでいらっしゃる姿がとても印象的でした。

 お休みの日にも拘らず34名のご参加を頂きまして、

公孫会の皆様、誠にありがとうございました!!

 

 

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伝統と技が存分に詰まった 『賽の神』

2017年01月17日 | 水原地区

1/15、協力隊が生活している地域(水原地区の大濁)にて、賽の神が開催されました。

 

金曜日からの寒波襲来により、各地で記録的な降雪が観測される中、

水原地区の大濁も、例に漏れず100cm以上の降雪を記録しました。

初めての雪国での大雪に、戸惑っている協力隊は地元の皆様に、

「毎年こんなもんだ~」「今年は例年より少ないぐらいだわ~」と笑い飛ばされ、

雪国の皆様の辛抱強さと逞しさを改めて痛感しつつ、あっけに取られました。

   

 

さて、大濁では、当日中に賽の神の組み立てから火付けまでが執り行われます。

(地域によっては、事前に賽の神の組み立てをし、当日は火を入れるだけのところもあるようです。)

 

そもそも賽の神(さいのかみ)とは、、、

全国的には「どんど焼き」として親しまれている風習で、

地域により時期は違うようですが、小正月(1月15日頃)に行われるところが多く、

去年飾った正月飾りなどを藁とともに燃やして無病息災を祈願します。

この火にあたると風邪を引かないとか、灰を小屋に入れると牛が丈夫になる、

書き初めを焼き、その灰が高く上がると書が上手になるなどの言い伝えがあるようです。

昔は、火の燃え方によって当年が豊作かどうかを占っていたりもしたようです。

 

 

ということで、一面雪景色の中朝8時30分に集合し、

藁集め・土台の組み立て・藁の組み込み・正月飾りの回収・炊き出し作り(豚汁・甘酒)を

それぞれの担当に分けて、作業を開始します。

 

正月飾りの回収係りとなった協力隊は、地域に住む子どもたちと一緒になって、

集落の各家庭を隈なく訪問していきます。

伝統的に訪問時には、正月飾りだけでなく子どもにお菓子もあげる風習があるようで、

その様はまさに和製のハロウィンのようだなと驚きを覚えました!

(ハロウィンが日本に定着した理由が、こういった伝統的な風習が土台にあったりして。。。???

とか思ったり思わなかったり。。。笑)

 

 

 

回収中は、お菓子をもらって終始ご機嫌な子どもたち。

雪遊びをしながら元気に各戸を回る子どもたちに付いていくのが必死な協力隊。。。

 

 

午前中に全世帯を回り終えたところで会場に戻ると、賽の神の最終の仕上げ段階にきていました。

(土台とか組み立てている現場も見たかったが、また来年ですね!?)

  

 

賽の神の中に、集めた正月飾りを入れて準備は完了。

 

準備した皆で写真を一枚パシャリと撮って、午前の準備の部は終了。 

 

15:00からの火入れまで一旦解散となります。

ちなみに、大濁の賽の神は上端の部分が今年の干支を表しているとのことで、

この部分が酉をモチーフに装飾されています。

(写真が分かりにくく残念ですが、目をみかんで表現したりしています。)

 

 

 

15:00の火入れに先立ち、協力隊は集落の区長さんと共に、

地域のお宮さんにお参りし、火をもらい、松明で賽の神まで運びます。

その火をもって、いよいよ賽の神への点火となります。

 

最初は煙しか出ませんが、徐々に火がつき、全体に燃え広がっていきます。

 

 

炊き出しの豚汁と甘酒が振舞われ(これがまた美味い!!!)、舌鼓を打ちつつ、

燃え広がっていく様を皆で見守ります。

 

 

午前中いっぱいかけて作った賽の神も、30分程で灰となります。

一瞬で寂しい。。。

 

 

年々人も少なくなってきており、昔は2台作っていた賽の神も、もう一台しか作れなくなってしまったとのことですが、

雪の中で燃え広がっていく炎の様は、とても絵になり、素敵なものです!!

伝統的な行事を絶やさぬよう、

来年以降では他の地域の人々や外国人などにも見てもらえる機会を作るべく、

抱き合わせでのイベントなど企画して実行していけたらなと思いますー。

 

 

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豊葦地区訪問記~積雪期の雪国の暮らし~

2017年01月13日 | 豊葦地区

1月11日豊葦地区訪問

新年に入り、初めての訪問でした。

昨日の降雪で50㎝程の積雪になりましたが、

今の時期にしては珍しく小雪で生活しやすく、地域住民の皆様は喜んでおります。

 

私道の除雪も降雪時は大変な仕事です。

 

下樽本地区の神社への石段もまだ隠れていません。

 

下樽本集落の家も、それほど雪で埋もれていません。

 

冬期間は雪との戦いですが、

窓から明かりが射し、気持ちも表情も明るく、とても良い雰囲気でした。

 

昔は冬期間に藁仕事をして生活用品を調達したそうですが、

今は高齢になり稲作もできず、藁が手に入らないとの事です。

ただ、最後に仰られていた、

「藁があれば今でもゴザ、藁ぐつ等は作れますよ!」

という言葉から、力強さと逞しさを感じました。

 

技術の伝承について、考えさせられる訪問となりました。


妙高市と日光市の交流 またの名を『長沢学』

2017年01月12日 | 長沢地区

妙高市長沢地区と栃木県日光市の交流は、12年前から繋いできたプロジェクトです!

 

異なる地域でボランティア活動を行っている若者たちがつながり、

共働による活動の実践を通じて、【協働】の大切さを学ぶとともに、

相互に見聞きしたことを広め、明日への活力の場とすることを目的として実施しています。

 

妙高市から高校生と中学生、日光市から高校生の計25人程が1泊2日で参加しました。

初日は、地域の福祉施設に訪問して、用意していたゲームで交流しました。

 

二日目は、そば打ち体験と地域訪問にて交流を深めました。

長沢のそば文化と地域の方との交流が、

また来年も繋いでいけそうなので、よかったです。