妙高市 地域のこし協力隊・サポート人ブログ~妙高発 広げよう地域の輪・和・話~

地域のこし協力隊と地域サポート人が地域で見聞したこと・地域の魅力をリアルタイムで発信していきます。

年度末から新年度に向けて ~地域と小学生の交流のご紹介~

2017年03月31日 | 日記

雪解けが進んできた中山間地では、山菜もチラホラと顔を出し始め、春の訪れを感じます。

年度末に当たるこの季節、地域の小学校生の一年の学習の総決算をご紹介します。

 

 

まず長沢地区では、上越教育大付属小学校の5年生が、今年度全13回の地域交流の集大成として、

地域の方々へ感謝の気持ちを込めた感謝祭を開催してくれました。

13時から15時までと短い時間でしたが、内容も盛り沢山で地域の方が涙を流すシーンなどもあり、

楽しくも感動ある時間となりました。

 

当日は看板・プログラム・ゲームなど、全部子どもたちが考え作ってきてくれました。

段ボールを加工し穴にビー玉を入れるとてもシンプルなゲームは、地域の高齢者の方々にもとてもわかりやすく、

子どもたちの高齢者に対する優しさを感じることができました。

その後のマジックショーでも、足が不自由な方には自ら近づいていって一緒に楽しんでいて、

子どもたちの優しい気持ちと配慮に触れ、僕もなんだか温かい気持ちになりました。

 

最後は、いきものがかりの「ありがとう」を長沢地域versionで合唱してくれ、感動に包まれました。

 

 

 

続いては、新井南小学校3・4年生の取り組みです。

今年度、新井南小学校の3・4年生は、総合学習の時間に新井南部地域のことを学びました。

その集大成として、授業の一環で北陸新幹線の停車駅になる上越妙高駅に立ち、

新井南部地域の魅力を駅利用者の方々に宣伝してきました。

 

子どもたち自らが、学習を通じて感じた南部地域の魅力をチラシにまとめ、

それぞれの子どもたちが特に魅力だと感じた施設や自然をそれぞれの言葉で通りすがりの大人たちに紹介していきます。

遠慮がちな子、積極的な子、個性豊かな子どもたちに、大人も真剣に耳を傾けて聞いてくれました。

 

英語教育にも力を入れている南小ならではで、外国人向けの英語の紹介チラシまで作ってあってビックリ!

しかしカンペが思いっきりカタカナ。。。笑

けど頑張って英語でも話しかけていました。とても頼もしい!

 

地域のことを知り、それを伝える。

地域の資源も子供たちも、どちらも地域の宝物です。

二日間で約500人にチラシを配って、南部の魅力を紹介してくれました。

 

 

このように、南部地域ではさまざまな形で小学生との交流が生まれています。

地域の方々にとって小学生との交流は、とても刺激になり活力にもなります。

小学生たちにとってもまた、地域のことを学ぶことだけに留まらず、

高齢者に対しての接し方や配慮などの勉強にもなっているようです。

 

新年度からはそれぞれ学年も上がり、地域との接点の形もまた変わってきますが、

これからも高齢者にとっての活力であり、小学生たちにとっては地域への愛着を感じてもらえる、

そんな交流の機会であり続けると嬉しいです。

 

このような機会を絶やすことのないよう、陰ながらでも協力していきたいと思います^ ^


「深山の里」そばオーナー募集中!

2017年03月29日 | 長沢地区

新井南部の寸分道地区にある「深山の里」では、

自然あふれる景色と美味しいそば、

仏ヶ峰霊泉とよばれる温泉をお楽しみ頂けます。

 

現在、「深山の里」では、そばオーナーを募集しています。

種まきや刈り取りなどの作業に一から関わり、

自分で打った「そば」の味は格別です。

是非ご参加ください!

 

<オーナー詳細>

・オーナー料:5,000円/1口(特典:1口につきそば粉1kgを保証、入浴料サービス)

・活動内容:年間4回(5月山菜収穫ツアー、7月種まき、10月刈り取り、11月そば打ち体験)

・お申し込み(お問い合わせ):0255-74-0028(妙高市役所農林課)
                   0255-75-2028(深山の里)

※「深山の里」では、日帰り入浴や宿泊も可能(完全予約制)です。是非遊びに来てください^ ^


「大滝荘」「長沢茶屋」共に再開準備中

2017年03月22日 | 長沢地区

水原・長沢の協力隊が、それぞれ運営のお手伝いをさせて頂いております「大滝荘」「長沢茶屋」では、

冬期期間の休業を終えての再開に向け、準備が着々と進んでいます。

その一つとして、また協力隊自身のスキルアップとして、

それぞれがそれぞれの特長を踏襲したそば打ちを修行しています。

まだまだお客様にお出しできるレベルには程遠いですが、

そば打ちの技術を取得することで営業期間中そば打ちの部分においてもサポートできる体制を目指しています。

(大滝荘・長沢茶屋共にそば打ちの後継者が不足しています。)

 

大滝荘と長沢茶屋、それぞれのそばの特長について簡単に触れていきます。

 

大滝荘では、そばの実が小さい”こそば”という種類のそば粉を使用しています。

その特長として、とにかくそばの風味が豊かです!!

そば打ちを教えて頂いている時(特に練る・混ぜる・こねる工程の際)、

そのそばの香りの恩恵を受けることができます。むちゃくちゃ良いそばの香りがします!

もちろん実際に食べる時も同様で、そばの風味・香りがとても豊かで美味しいです!

(あくまで協力隊個人的な感想ではあります。。笑)

また、下記の長沢茶屋との違いとしては、そば粉と「つなぎ」の割合が8:2。所謂、二八そばとなっています。

4月1日~の再開後、大滝荘では実際にそばを召し上がって頂くこともできますし、

そば打ち体験なども受け付けています。

是非とも大滝荘のそばの魅力を存分に味わって頂くためにも、そば打ち体験と併せて実際に食べにいらして下さい^ ^

 

 

さて続いて、長沢茶屋のそばの特長です。

長沢茶屋では、「やまごぼうの葉の繊維(オヤマボクチ)」をそばの「つなぎ」として使用しているのが特長です。

やまごぼうの葉の繊維は、栽培が難しく、土を選ぶ為に他の場所ではなかなかうまく育たないようです。

これを使っているそばがあまり一般的ではない理由は、この栽培の難しさがあるのかもしれません。

そば粉1kgに対して5gのやまごぼうの葉の繊維を使用しており、この割合のそばは十割そばとなっています。

つなぎにやまごぼうの葉の繊維を使用することによって、ツルツルとした食感を生み出せます!!

実際に食べる時の食感・のどごしがとても気持ちよく、

歯応えもあってそばの旨味を存分に楽しめます!(あくまで協力隊個人的な感想ではあります。。笑)

こちらも4月1日~営業再開予定となっており、大滝荘同様にそば打ち体験も受け付けています。

一般的に知られていない、やまごぼうの葉の繊維を使用した珍しい手法でのそば打ちが体験できます。

貴重な体験になること間違いなしです!

美味しいおそばも、常時用意して皆様のご来店をお待ちしております^ ^

 

 

大滝荘と長沢茶屋、そば一つだけでも車で片道30分ほどの距離で、大きな違いがあります。

そして他にも新井南部地域には魅力がたっぷりとあります。

大滝荘・長沢茶屋共に4月1日に再会を予定していますので、

是非大滝荘・長沢茶屋に実際に足を運んで頂きつつ、そこを拠点に他にもある新井南部地域の魅力を発掘してみてください^ ^


豊葦地区訪問記 ~春の訪れを待っています~

2017年03月16日 | 豊葦地区

3月の定期巡回訪問を実施して参りました。

昨年よりは若干雪が多いものの、例年と比べると少なく、

あちこちに岩肌が見えています。

道路も除雪が良く行われておりアスファルトももうすっかり見えています。

 

路地内の道路も雪が無くアスファルトが乾いています。

 

何者か(獣)の足跡が雪原に残っていて冬ならではの光景です。

 

井戸水を利用した家の周りの除雪です。昔からの知恵でうまく利用しています。

 

地面から暖かくなり、谷間に雪が解けて水になって流れています。


豊葦地区の皆さん、早く春のおとずれが来る日を待ち望んでいました。


水原地区 雪国体験モニタリング

2017年03月08日 | 水原地区

2月25日(土)、赤倉エリアのゲストハウス「Funky Monkey Lodge」さんに全面的にご協力頂き、

フランス人2名と日本人1名のグループに水原地区に遊びに来て頂き、

自然や周辺エリアの魅力を存分に盛り込んだプログラムを試験的に体験して頂きましたー。

 

背景として、、、

様々なメディアでも取り上げられているように、

妙高市では、市内のスキー場のパウダースノーを目当てに、インバウンドのお客様が年々増加傾向にあります。

ほとんどのお客様はスキー・スノボを目的に長期滞在にて遊びに来ているのですが、

コンディションの悪い日などでは周辺エリアへの観光にも出かけられているとのことです。

そしてそのチョイスとして多いものが、隣の県のスノーモンキーや善光寺への参拝などでした。

 

そういった状況の中、赤倉エリアから片道車で30分程の距離にある新井南部地域にも、

豊富な自然や面白いコンテンツがあるではないか!?

それを是非体験してもらいたい!!

という思いから、今回、試験的に水原地区を体験して頂く機会を作りました。

 

外国人が新井南部地域に実際に触れ、そこから何を思い・何を感じるのか!?

そのリアクションを追いたいと思います。

 

 

プログラムの内容は、鮎正宗酒造(酒蔵)見学・利き酒に始まり⇒大滝荘でのそば打ち体験・実食⇒

大滝荘周辺のスノーシュートレッキング⇒大滝の湯への入浴⇒新井南雪中花見学といったものです。

 

まずは酒蔵見学。

歴史の詰まった茅葺屋根の酒蔵で、建造物の説明から酒造りの工程まで事細かに説明を受けます。

 

一通り見学が終了したところで、利き酒タイムです。

あまり日本酒を飲まないと言っていたお客様も、珍しいピンクのお酒やスパークリングのお酒に興味津々で、

一つ一つのお酒の説明を注意深く聞きながら、違いを楽しみつつ味わっていました。

もちろん、フランスへのお土産も買っておられました。

 

 

酒蔵見学の後は大滝荘に移動して、初めてのそば打ち体験です。

そば打ち職人の説明と技を見聞きしながら、

それぞれが思い思いに混ぜる/練る/捏ねる/伸ばす/切るという工程を進めていきます。

混ぜる作業の際に沸き立つそばの風味豊かな匂いに感嘆の声が上がっていました。

 

皆様の好みに合った、個性豊かなそばの完成です。

「私はうどんが好きだから、太く切るんだ!」と仰られていたお客様の笑顔がとても印象的でした^ ^

むちゃくちゃ太い。。。笑

 

それぞれが打ったそばを、それぞれが実食しましたー。

 

お腹が満たされたところで、続いてはスノーシュートレッキングです!

この日は、昼過ぎから雲ひとつ無い天候となり、絶好のトレッキング日和となりました。

 

ハイライトはなんといっても雪景色の棚田です!!!

手間隙かけて管理している田んぼ一面に広がる、雪!!!

水原地区では、広い田んぼを確保するのが難しいため、作業をする際には非常に手間となります。。。

ですが、この季節にはそんな田んぼが逆に、素晴らしい景観を見せてくれるのです!!!

日本の原風景がここにはあります!!

ご興味ある方は是非、遊びに来てください^ ^

参加者の皆様方も、赤倉にはないこの景観をとても喜んで下さりました!

 

そうこうしている間にトレッキングも終了し、(コースが短かったので、これから色々なコースを整備します。)

幻の大滝からひいてきている温泉に入っていただきます。

時間も長めに確保し、のんびりと疲れを取っていただきました。

 

最後は、年に一度の雪原での花火大会「南雪中花」を見て頂きました。(南雪中花については、また別の機会にご紹介します。)

近距離で打ちあがる花火はとてもダイナミックで、音もお腹まで響き大迫力です!

参加者の皆様も、雪原での花火大会は初めてで、とても喜んでおられました。

 

 

以上で今回のプログラムは終了となります。

一日に、様々なプログラムを盛り込み過ぎた感もありつつ、

全体的にとても喜んで頂けた内容となりました。

 

今回の体験を通して、

一つ一つのコンテンツに対して、想定していた以上に前のめりに参加して頂き、

とても喜んで頂けている様子を拝見することができました。

特に、車での移動で先導している際、

後方のお客様の車が自主的に停車し棚田の景観を写真撮影している姿を見た時に、、

新井南部地域の豊富な自然がコンテンツとして受け入れられ、

お客様に届き感動をもたらしているということを強く感じられました。

そんな様子を見ることができ、他所から来た身ですが、

自分事のように誇らしく・とても嬉しい気持ちになりました。

 

 

初めての企画・運営となり、課題も多く掘り起こされたこともまた、大きな収穫です。

アンケートの結果なども踏まえて、更にブラッシュアップした形で、

次回以降の実施につなげていきたいと思います。

 

今回の企画・運営にあたって、賛同いただきご案内頂いた「Funky Monkey Lodge」の大幡さん、

そして、サポート頂きました皆様、ありがとうございました。 

 

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