雪解けが進んできた中山間地では、山菜もチラホラと顔を出し始め、春の訪れを感じます。
年度末に当たるこの季節、地域の小学校生の一年の学習の総決算をご紹介します。
まず長沢地区では、上越教育大付属小学校の5年生が、今年度全13回の地域交流の集大成として、
地域の方々へ感謝の気持ちを込めた感謝祭を開催してくれました。
13時から15時までと短い時間でしたが、内容も盛り沢山で地域の方が涙を流すシーンなどもあり、
楽しくも感動ある時間となりました。
当日は看板・プログラム・ゲームなど、全部子どもたちが考え作ってきてくれました。
段ボールを加工し穴にビー玉を入れるとてもシンプルなゲームは、地域の高齢者の方々にもとてもわかりやすく、
子どもたちの高齢者に対する優しさを感じることができました。
その後のマジックショーでも、足が不自由な方には自ら近づいていって一緒に楽しんでいて、
子どもたちの優しい気持ちと配慮に触れ、僕もなんだか温かい気持ちになりました。
最後は、いきものがかりの「ありがとう」を長沢地域versionで合唱してくれ、感動に包まれました。
続いては、新井南小学校3・4年生の取り組みです。
今年度、新井南小学校の3・4年生は、総合学習の時間に新井南部地域のことを学びました。
その集大成として、授業の一環で北陸新幹線の停車駅になる上越妙高駅に立ち、
新井南部地域の魅力を駅利用者の方々に宣伝してきました。
子どもたち自らが、学習を通じて感じた南部地域の魅力をチラシにまとめ、
それぞれの子どもたちが特に魅力だと感じた施設や自然をそれぞれの言葉で通りすがりの大人たちに紹介していきます。
遠慮がちな子、積極的な子、個性豊かな子どもたちに、大人も真剣に耳を傾けて聞いてくれました。
英語教育にも力を入れている南小ならではで、外国人向けの英語の紹介チラシまで作ってあってビックリ!
しかしカンペが思いっきりカタカナ。。。笑
けど頑張って英語でも話しかけていました。とても頼もしい!
地域のことを知り、それを伝える。
地域の資源も子供たちも、どちらも地域の宝物です。
二日間で約500人にチラシを配って、南部の魅力を紹介してくれました。
このように、南部地域ではさまざまな形で小学生との交流が生まれています。
地域の方々にとって小学生との交流は、とても刺激になり活力にもなります。
小学生たちにとってもまた、地域のことを学ぶことだけに留まらず、
高齢者に対しての接し方や配慮などの勉強にもなっているようです。
新年度からはそれぞれ学年も上がり、地域との接点の形もまた変わってきますが、
これからも高齢者にとっての活力であり、小学生たちにとっては地域への愛着を感じてもらえる、
そんな交流の機会であり続けると嬉しいです。
このような機会を絶やすことのないよう、陰ながらでも協力していきたいと思います^ ^