朝まで降っていた雨も止んだ頃、校区である妙高中学校の3年生が長沢を訪問しました。
今年度総合学習で新井南部地域の学習をします。
前回は、地域のこし協力隊のお話と、長沢の概要を学校でお伝えしました。
今回は、実際に現地へ行き、どんなところなのか、何があるのか、を見聞。
バスを降りてすぐ、関所跡へ。
長沢の大野さんから説明を頂きました。
(今年は県境がアツいですよー!)
聞いていて面白かったのが、この関所も裏道があり、山道を抜ける道を教えてあげて
子どもがお駄賃をもらっていた、という話。そういう裏話がおもしろい。
今は国道が整備されていて、昔のことに思いをはせるのが難しいですが、
お侍さんが行き来していた時代、長沢は重要な場所だったようです。
その関所にあった門が、旧長沢小学校にあるというので見学へ。
昔の給食室では、NPO法人いきいき・長沢のみなさんが柿の葉茶作りをされていました。
部屋に入った途端に、柿の葉のよい香りがふわぁぁぁぁっと。
癒される~。
お母さんたちは慣れてしまって、匂いしないよ!とおっしゃっていましたが。
作業も見られてとてもラッキーでしたね。
作業所を通り抜けて、昔の職員室へ。
この木製の門が関所にあったそうです。
他にも、昔の道具がたくさん詰まっていました。そう、詰まっていた。
こういったものが好きな学生は、目つきが変わり、キラキラしておりました。
素敵ですね、こういう視線。
限られた時間の中で、次は「長沢いきいきホーム」の見学へ。
冬期高齢者住宅ということで、全国的にも珍しい施設。冬期間のみ、一人暮らしの高齢者で
自立して生活ができる方が入居します。また年中、月に2回、「地域のつどい」という
高齢者が集まり、歌を歌ったり、勉強(講和を聞いたり)、お茶のみ、血圧測定などを行っています。
その施設を利用している白井さんも飛び入り参加で手品を披露してくださいました。
その、管理人の方から、施設概要を説明いただき、見学をしました。
今日訪れた学生さんのうち、新井南小卒業生は3年前にここを訪れて交流をしています。
その時に作ってくれたみんなの顔入りのお礼状が壁に貼ってあり、みんなで思い出したようです。
急ぎ足になりましたが。
八王子神社へ。徒歩徒歩!
急な階段を上り、神社へ向かいます。
途中、家の屋号の話をしたり、空き家の話をしたり。こういった道中話は楽しいですね。
大野さんから、神社についてのお話と、9月に行われる秋祭りのお話をしていただきました。
よみや、は雨乞いのお話ですが、その由来、花灯篭のお話など、盛りだくさん。
裏にまわると・・・ぐるっと神社をめぐるコースでした。
最後は・・・
長野県と新潟県の県境へ。
ここには・・・
お地蔵さまがいらっしゃいます。
疫病や事故など災いが来ないようにと、建てられたお地蔵様。
長野県飯山市富倉集落との境目にあり、毎年春と秋、県を超えて協力をして雪囲いをします。
今は国道沿いにあるこのお地蔵様も、昔は旧道にあったそうですが、なんと盗まれてしまったとのこと。
大野さんから歴史のこと、お祭りのこと、白井さんからは地域にすむ高齢者のこと、
いろいろなお話を聞きながらめぐる長沢の半日。
学生さんたちはどう感じたのでしょうか。
また逢いましょうね!