車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

根尾の淡墨桜(うすずみざくら) in 岐阜県本巣市根尾

2020年05月28日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・岐阜県

本巣市の根尾谷・淡墨公園にある「淡墨桜」。樹齢1500年以上のエドヒガンの古木で、国の特別天然記念物。日本五大桜または三大巨桜のひとつとされています。珍しく満開の桜ですが、もちろん、某所で見かけたポスターからお借りしたもの😅

私達が延々車を走らせて見に行ったのは、例によって例の如く、岐阜県三大桜「臥龍桜・荘川桜」につぐ、見事な根尾薄墨桜:葉桜バージョン!😠😄

何かすっかり開き直ってますが、これでも意外と真面目に、薄墨桜を目指してここまで来たんですよ。で、見る位置を変えてみても、当然ですが見事な葉桜😊

蕾のときは薄いピンク、満開のときは白色、そして散りぎわには独特の淡い墨色になり、「淡墨桜」の名はこの散りぎわの花びらの色にちなんで名づけられた・・・第26代『継体天皇』お手植えという伝承の薄墨桜。

雄略天皇11年(467)頃、尾張一宮の「眞清田(ますみだ)神社」に生まれた『男大迹王(おおとのみこ)』は、皇位継承に絡み根尾村に逃れた。 生長して29歳となった『男大迹王(後の継体天皇)』が、都からの招きで根尾谷を去る時、『檜隈(ひのくま)高田皇子(後の宣化天皇)』の産殿を焼き払い、その跡に1本の桜の苗木を御手植えされ、身代の形見にしたと根尾谷に伝わっている。【身の代と 遺す桜は薄住よ 千代にその名を 栄盛(さかえ)へ止むる】

由来書の横に建立されていた歌碑。作者は、枯死寸前の淡墨桜に精魂を傾けて、根接術を施し回生させた七十八歳の『前田翁』。その言葉の激しさに胸を打たれました。

【我が命 ゆずるもなどか 厭うまじ 三千歳までも いきよ淡墨】

満開の桜が咲き誇る「根尾西谷川:歩道橋」、桜が見ごろの頃にはこんな写真なんて絶対に取れないだろうなと言うと、「いや、みなさん本物の桜を写すでしょう」とご亭主殿😣。

とりあえず・・綺麗な遊歩道を独り占め😅

薄墨公園の駐車場で見かけた「NEO桜交流ランド」の案内板には、写真と共に幾つかの施設が紹介されています。でもいくら素晴らしくても「花」のない桜には魅力が無いのか(当たり前)、公園内には私たち以外、猫の子一匹居ません😔

ここまで閑散としていると、いっそ清々しい気分になってしまうのが、いかにも私達らしい😄。で、ここでも後になって「薄墨観音」とか「薄墨大師」とかがあったと知って😱・・・こんな😭 泣きっ面になるのです。

訪問日:2012年5月21日

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「一言メモ」

日本三大巨桜・・「三春滝桜(福島県田村郡三春町)」「山高神代桜(山梨県北杜市)」「根尾谷の淡墨桜」

日本五大桜・・上記に「石戸蒲ザクラ(埼玉県北本市)」・「狩宿の下馬ザクラ(静岡県富士宮市)」を加えたもの。


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