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車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

能登川水車公園と宗祇像 in 滋賀県東近江市能登川町

2025年04月25日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・滋賀県

2006年、真夏のバイクタンデムで選んだ目的地は、東近江市伊庭町道海の伊庭内湖に面した「能登川水車公園」。広い芝生の園内には、水車資料館や水上ステージ、そして今回のお目当てでもある直径13mの水車があり、自由に見学することができます。

直径13mの大水車・・・さすがに大きいです😲 広大な芝生広場で迷子になっても、この巨大水車を目印にしておけば絶対に迷わず落ち合えると断言できるくらい大きいです😄

そうして真正面に立って、ゆっくりと動いていく升目を追いかけていると、いつの間にか体全体が吸い込まれてしまいそうな・・眩暈にも似た錯覚を覚えます。

そうそうにその場を離れた私を見て笑うご亭主殿。こういうのは離れてみる方が良いのだと目いっぱいの強がり 😡

公園内に展示されていた、水車を動かす要となる水車軸。これは1991~2004年まで稼働していた初代大水車の軸だそうで、軸の大きさは2メートル、軸重さは5トンと記されています。

東近江市の夏を代表するスポーツイベント「東近江市ドラゴンカヌー大会」。周囲に水を張り巡らした円形の水上ステージが開会式の会場となるそうです。

巨大水車を背景に、水上ならではの乗り物やレンタルカヌーの貸し出しもある「能登川水車公園」。夏休み真っ最中のはずなのに、なぜかこの日の来場者は私たち二人だけ、まぁ・・静かだしのんびりできて良いのですが😅

琵琶湖に面し、開拓によって生まれた能登川では、精米や製粉に水車が活躍し、一時は36基の水車があったと言います。いずれの水車も小屋や家に併設され、大きいものでは直径六メートル以上のものもあったとか。しかし時代の流れと共に水車の数は減り続け、1971年を最後にその姿を消しました。

かっては能登川のそこかしこで見られた水車の回る風景。今は町の景観を形作るものとして、そこかしこで活躍しています。

能登川町栗見新田の大同川に架かる「水車橋」。左右それぞれの4本の親柱には、まるで本物かと目を凝らしたくなる水車が。

水車の形を模した能登川駅。その西出口広場には巨大水車を切り分けたような時計が時を刻み、奥には小さな水車が回っています。ここまで拘ってくれると他にも何かないかと探してみたくなりますね👀

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能登川の林中央公園交差点で見かけた「故郷で吟行する宗祇(そうぎ)騎馬像」と、「室町時代の連歌師 宗祇法師生誕地」の看板。ちなみに彼の生誕地に関しては、紀伊もしくは近江と言われており、謎の部分が多かったのです。しかし広島大学名誉教授:金子金治郎氏によって、宗祇の父は近江国守護職で六角家の重臣であるとの学説が発表されたことを受け、宗祇が能登川町出身であると確定、顕彰碑建立に至った旨が記されていました。

和歌の『西行』、俳諧の『芭蕉』と共に日本三大漂泊歌人の一人として知られる連歌師『宗祇法師』。この騎馬像は「ボストン美術館蔵伝宗祇像」からの写しのようですが・・馬のサイズがものすごくバランス悪い😅

訪問日:2006年8月11日&2008年7月26日


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4 コメント

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Unknown (necydalis_major)
2025-04-25 08:12:49
だんちょう

おはようございます!
はてなブログ
だいぶ慣れてきましたよ!
今日も温かい札幌。
庭の花も色々咲き出しました!
返信する
だんちょうさん (tibineko)
2025-04-25 16:05:24
順調なようで何よりです😊
はてなで登録はしましたが
実はまだ迷っています


きっと自分のページが全部消えたら
寂しいだろうなと・・思いつつ
返信する
宗祇法師について (onecat01)
2025-04-28 13:28:25
Tibinekoさん。

 貴方はやはり、最後まで私の先生です。

 宗祇法師が、西行や芭蕉とともに「日本三大漂泊歌人の一人だったとは、この歳になるまで知りませんでした。

 この人物の歌も、人となりも知りません。まして騎馬像がボストン美術館にあるとは、驚くしかありません。

 しかしもう一つ驚いたのは、Tibineko先生の率直な感想です。

  「馬のサイズがものすごくバランス悪い😅」

 言われる通りこの馬は、馬の顔をした驢馬ですね。誰もが遠慮して言わない事実を、さらりと語るこの勇気は、ちょっと真似ができません。

 この一言には、巨大風車に負けない強さと、クスッと笑わせる面白みがあります。Tibineko先生にはかないません。
返信する
onecat様 (tibineko)
2025-04-28 15:59:58
芭蕉さんは『笈(おい)の小文』の中で
「西行の和歌における、宗祗の連歌における、
雪舟の絵における、利休が茶における、
其貫道する物は一なり」と述べ、
宗祗さんを己の先を歩いた歌の大先輩として尊敬しました。

「雪ながら 山本かすむ 夕(ゆうべ)かな」ではじまる「水無瀬三吟百韻」
弟子の肖柏(しょうはく)と宗長(そうちょう)の3人でよむ100韻の連歌
一度は読んでみたいと思うも、思うだけで終わりました。

そういえば、馬の大きさ云々が話題になった時、昔の馬は足が短くて小型だったんだよと
真面目に話してくれたtononekoさんの言葉を思い出しました😊
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