台湾台中おせっかい日記

2001年に台湾の台中へやってきた日本人女性が、好奇心丸出しで探した台湾グルメ、文化、風景をつづります。

揚琴と中国茶~無為草堂(台中)~

2010年02月02日 | 台湾の茶会 茶葉 茶道具

先日、仕事で、日台関係者40名余りの交流会をコーディネートしました。

日本からのお客様は、交流会(意見交換会)と食事を台中でしたいということで、行程を考え、「無為草堂」で、全てを行う提案をしました。
台北から新幹線で、1時間。駅から貸切バスで20分で到着。すぐに、二階の部屋で意見交流会を行い、その後は、一階で、中国茶を頂きながら、揚琴を聴き、その後、無為草堂の養生ランチ、食後は、また席を替えての中国茶。3時間の内容です。

中でも、今回は、特別に揚琴の留老師に生演奏をお願いしました。留老師は、毎週水曜と土曜の夜8時から1時間、ここで演奏してます。

今回は、この交流会のために演奏していただきました。曲目は留老師にお任せですが、最初と最後は、「五木の子守唄」をお願いしました。この曲は、台湾では、ジュディ・オング(翁倩玉)が歌う「祈祷」です。彼女の父親が、日本で「五木の子守唄」を聞いて、その美しいメロディーに中国語の歌詞をつけて、娘に歌わせたのだそうです。これが、馬英九総統の就任式のときに披露され、台湾でも有名になったのです。
私は、このことを知らなかったので、就任式の様子をテレビの中継で見ていて、ジュディ・オングが歌う「祈祷」を「どこかできいたことがある、、、」と思いながら、聴いていたのです。

今回、日本側のお客様は熊本県の方。知らない曲が流れるよりは、と思い、リクエスト。仕事中の私も、ついうっとりと聴き入ってしまうほどでした。

台中市の賑やかな交差点にある茶芸館。数メートル向こうは、車が多数行きかう大通り。しかし、この日の昼は、中にいる人は、まったく別の世界。
魚にえさをやり、清清しい香を放つ「杉林渓烏龍茶」(冬茶)をいただきながら、揚琴に聴き入っていたのでした。

「無為草堂」  住所:台中市公益路×大墩路交差点
              電話:04-2329-6707
              URL: http://www.wuwei.com.tw/about/about01.htm


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