台湾台中おせっかい日記

2001年に台湾の台中へやってきた日本人女性が、好奇心丸出しで探した台湾グルメ、文化、風景をつづります。

高雄 旗山のバナナケーキ

2011年09月04日 | 台湾のスィーツ

台湾の三大バナナの産地は、南投県と屏東県と高雄の旗山です。

この旗山では、1960年代、大量のバナナを日本へ輸出していたそうです。
門司港へ船で送り、そこから日本各地へ。
4年前の夏、門司港を訪れた際、偶然にも、門司港で、観光課の人たちによる昔懐かしいバナナの叩き売りのショーをやっていました。

旗山も門司港も、フィリピン産や南米産のバナナに押されて、日本へほとんど入ってこなくなりました。どちらも、バナナ景気で湧いたころの面影は無く、今は、観光地を目指しています。

そんな旗山にある尊懐文教基金会では、旗山のすばらしい自然文化、伝統を残し、次の世代に伝えるために活動しています。その中でも、地元のバナナ、砂糖、小麦粉、卵をぜいたくに使って作るバナナケーキは人気があります。口に入れると、最初はバナナの存在が分からないのですが、口の中でしばらく味わっていると、バナナの香りでいっぱいになります。やさしい懐かしい味のバナナケーキ。

毎週土日の夕方3時半ごろから、旗山の老街で基金会の青年達が販売しています。


青年部のメンバー


1箱170元。


小さなサイズ(1人前)のものは、1個50元。


基金会のメンバーのバンド、「台青蕉(タイチンジャオ)楽団」のCD(2曲入り)は、中にMTVも入って170元。なかなか味わいのある曲です。
「台青蕉」の意味は、「台湾の青年の香蕉」の意味で、台湾の名門大学「台湾大学、清華大学、交通大学の頭文字「台清交」と同じ発音になるので、それをもじってつけられたものです。
実際、メンバーの中には、現役の台湾大学の学生さんもいます。
 
このバンドのみなさんの活躍を、今夜2011年9月4日夜10時からNHK-BS1の「地球アゴラ」で放送します。旗山の美しい風景やにぎやかな老街、バナナ農園など、台湾にいても、なかなか見られない場所もありますので、是非、見てくださいね。

「地球アゴラ」番組情報 http://www.nhk.or.jp/agora/yotei/index.html

 

 


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1 コメント

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初めまして (ばなな)
2011-09-05 00:21:55
初めまして
なるほどーーーー何故に門司にばななの叩き売りが名物として残ってるか、の不思議が溶けました。

九州も昔は貿易がとても盛んだったんですよね。港のある街ってわくわくしますよね。
また、遊びにきますーーー。
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