台湾台中おせっかい日記

2001年に台湾の台中へやってきた日本人女性が、好奇心丸出しで探した台湾グルメ、文化、風景をつづります。

食べられる紙(台湾 埔里 廣興紙寮)

2014年05月30日 | 台湾のスィーツ

台湾のちょうど真中にある埔里は、名水が湧き出ることでも有名ですが、清朝のころより良質な紙を生産することでも有名でした。

 

廣興紙寮は、埔里で唯一の紙漉き観光工場で、国内旅行、修学旅行、外国人ツアーでいつも賑わっています。
施設は、紙漉き体験エリアと、ショップ、カフェなどがありますが、ショップでは、かなり本格的な紙も多く販売しています。

先日は、マコモダケ生産農家の方をアテンドした際に、マコモダケの繊維で作った紙というものがあることを知りました。

その名も「惜福紙(交白筍)」 このあたりで大量に生産されるマコモダケの外側の皮を利用して作ったので、このような名前になったのでしょうか。
マコモダケの外側の皮を細かく裁断して、漂白しないで用いるので、紙の色が黄味ががって、ほんおり青草のにおいがするそうです。
今回は、みなさん大量にこの紙を買われたので、ほぼ売り切れ状態でした。
どんな書き味なんでしょうね。

惜福紙  惜福紙の話

手工紙店の隣にはギャラリー兼カフェがあり、そこに「食べられる紙」というものが売られていたので、興味津々で買ってみました。
紙なので、パルプが入っているのかと聞いたら、「野菜や果物をミキサーに掛け、パルプ状にしたものを紙漉きの要領で紙状態にして、真ん中にチョコレートン場度を挟んだものです」ということでした。




刺葱というのは、この地方の独特のハーブ。葱の味ではなくて、どちらかというと、スパイシーなパクチーのような、、、。表現が難しいのですが、油っぽい猪の肉とかと炒めた料理に入っていたりします。脂っこさをさっぱりさせる役目でしょうか。

 


見た目は薄く焼いたクッキーみたいな感じ。
かなり薄くて、2枚の間にチョコレートがうっすらと入っているので、味のバランスが取れるようです。


50元/1枚で、これを細かく切ってもらったものがこれです。

他ではなかなか食べることもないアイデアスィーツ。湿気に弱いので、早めに食べないといけませんが、紙好きのお友達(?)にはいいおみやげになるかも。

『廣興紙寮』
     住所:南投縣埔里鎮鐵山里鐵山路310號
     TEL:049-291-3037 | FAX:049-291-3038


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