台湾台中おせっかい日記

2001年に台湾の台中へやってきた日本人女性が、好奇心丸出しで探した台湾グルメ、文化、風景をつづります。

短脚阿鹿餅乾(台中)

2016年12月30日 | 台湾のスィーツ

ある日、自宅近くを歩いていたら、お店の前に大勢の人がいたので、興味津々お店を覗いてみました。


お店の前にはキリンさん。
テーブルと椅子があって、お客さんたちは、となりのジューススタンドで飲み物買って、のんびり待っています。


せっせとクッキーを缶に詰めています。
見た感じ普通の絞り出しクッキーのようです。


20個入り。
40個入りは、2段になっています。


お店の中に入ってみたら、ほんのりバターと焼き菓子独特の香ばしい香り。
奥から20分に1回ほどの割合で焼きたてのクッキーが出てきます。


ここで粗熱をとって、缶詰め作業。
硬くないので、気を付けて詰めないと、すぐに欠けてしまうのだとか。
時々うっかりかけてしまった売り物にならないクッキーを、待っている子供に上げたりしていました。


機械で絞り出しているのか、見事に同じ大きさ。

注文の仕方は、お店に入って、店員さんに、名前と個数を言います。
「張小姐 小3」とかメモに書いて貼っていきます。
電話番号も何も聞かれず、名字だけ。
同じ名字が多いのに、大丈夫かな?と思いつつお店の外で待つこと1時間。
名前を呼ばれたら精算して持ち帰り。

団体購入が多い日は、個人の分は、ものすごく待たされるらしいです。
待つのが面倒な方は、毎日10:30から電話予約(先着10名)で、3缶まで購入可能。
もし3缶以上欲しい人は、現場で欲しい数が6缶の場合は、2名で行って待つしかないそうです。
名前を呼ばれたときに、その場にいなくて、ある程度時間が過ぎてしまうと、予約が流れてしまうのかどうなのか、、、不安はありますが。



私は近所に住んでいるので、待ち時間1時間と言われたら、一旦家に戻って出直すこともできますが、評判を聞いて遠方からのお客さんが、滞在時間に限りがある場合、諦めて帰って行く人もいました。
SNSの書き込みにも、そのあたり不快な思いをしたお客さんの書き込みがありましたね。
こういう販売方法が良いのか面倒なのかは考える所がありますが、自分たちで手作業で作れる分だけを公平に販売できるようにと考えたのでしょうか。


ここ数年、台湾でも行列のできるお店が増えてきました。
以前は、行列するくらいなら買わない、食べないという文化でしたが、「行列=おいしい、コスパが高い」というイメージになり、繁盛店が出てきました。
今回、私も行列がきっかけで買ってみたクッキー。



さて、肝心のお味ですが、シンプルな味のクッキー。食感がサクサクで、口の中で溶けるようになくなり、どろどろした塊が残らない感じとでもいうのでしょうか。良いバターを使っているのか、ほんのりバターの香りで、甘すぎず、油っぽくなく、いくつでも食べられそうな味です。



お値段も、20個入り250元、40個入り480元と、安くも高くもなく(どっちかというと高い感じもするかもしれませんが、、、)。
FBでお店の「いいね」下のを見せたら、30元引き。


普通でかざっりけもないシンプルクッキー。
買うための手間を考えたら、大切な人に食べてもらいたいと思うのかも。
台湾のお友達のおうちに遊びに行くときなんかの手土産にいいかな

 「短脚阿鹿餅乾」
            住所:台中市南屯區大墩路311號(大墩7街付近 101文具のお向かい)
      電話:04 2473 1978
           営業時間:10:00~20:00 (クッキー焼き上がり時間12:30より、売切れ次第閉店)
             日曜定休
★阿鹿=Y鹿(台湾注音付號表記で Y=あ の意味)





 


 


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