台湾台中おせっかい日記

2001年に台湾の台中へやってきた日本人女性が、好奇心丸出しで探した台湾グルメ、文化、風景をつづります。

「漢強百草店」 オーナーと仙草

2009年09月11日 | 台湾の食べ物 小吃&飲料&フルーツ

写真の男性は、「李漢強」老闆(オーナー)です。
その前にあるのが、「仙草」です。

「仙草」と見て、すぐにあの黒いゼリーを思い出せる人は台湾通です。
夏なら「仙草凍(ゼリー状で甘みがあって、ちょっと風味の変わったコーヒーゼリーみたい)」、冬なら、「焼仙草(どろどろで甘くて暖かく、中にあずきや大豆、餅、珍珠などが入ってる)」で、食べたことのある人は多いでしょう。最近は、ミルクティーに「仙草凍」が入ってるのもはやってますね。

その「仙草」の原料を見たことある人は少ないでしょう。私も8年目ではじめて見ました。これを煮出すと、薄い墨汁みたいな色になり、それに片栗粉でとろみをつけたり、ゼラチンなどをを入れてゼリー状にします。

新鮮なものは、そんなに黒くないんですって。

今は台湾産が減ってきて、大陸から輸入が増えてきているそうです。これを毎朝、父親からの秘伝の配合で、いろいろな薬草などをブレンドして煮込むと、「漢強百草店」の青草茶になります。

これまで青草茶って、青草っていう薬草を搾って出したものだと思ってました。まさか、おなじみの仙草がベースだとは!言われてから飲むと、ホントだ、仙草の味がします。薄く甘みをつけてあって、さっぱりして、飲みやすく体に染み渡ります。

行きつけの「葉老師」で足裏マッサージしてもらうときは、暖かい青草茶が出ます。
ちょっと苦めです。排毒に効果があると聞いて、毎回ガブガブ飲んでいます。