写真の男性は、「李漢強」老闆(オーナー)です。
その前にあるのが、「仙草」です。
「仙草」と見て、すぐにあの黒いゼリーを思い出せる人は台湾通です。
夏なら「仙草凍(ゼリー状で甘みがあって、ちょっと風味の変わったコーヒーゼリーみたい)」、冬なら、「焼仙草(どろどろで甘くて暖かく、中にあずきや大豆、餅、珍珠などが入ってる)」で、食べたことのある人は多いでしょう。最近は、ミルクティーに「仙草凍」が入ってるのもはやってますね。
その「仙草」の原料を見たことある人は少ないでしょう。私も8年目ではじめて見ました。これを煮出すと、薄い墨汁みたいな色になり、それに片栗粉でとろみをつけたり、ゼラチンなどをを入れてゼリー状にします。
新鮮なものは、そんなに黒くないんですって。
今は台湾産が減ってきて、大陸から輸入が増えてきているそうです。これを毎朝、父親からの秘伝の配合で、いろいろな薬草などをブレンドして煮込むと、「漢強百草店」の青草茶になります。
これまで青草茶って、青草っていう薬草を搾って出したものだと思ってました。まさか、おなじみの仙草がベースだとは!言われてから飲むと、ホントだ、仙草の味がします。薄く甘みをつけてあって、さっぱりして、飲みやすく体に染み渡ります。
行きつけの「葉老師」で足裏マッサージしてもらうときは、暖かい青草茶が出ます。
ちょっと苦めです。排毒に効果があると聞いて、毎回ガブガブ飲んでいます。