広島で芝居を楽しむためのブログ

広島での観劇レビューや日々思うこと徒然と。芝居で生の驚き、生の迫力、生の感動を多くの人に知ってもらいたい。

舞台とJポップの奇妙な相関関係

2005年05月03日 | 舞台について
舞台が興行的に成功するかどうかは
ほとんどの場合キャスティングで決まることが多い。
固定ファンのついた役者や時のアイドルを起用することで
ある程度の客数があてにできるからだ。

これがJポップの世界にもあてはまる。
ここでいうCDの中での俳優とは
バンドなどにおける中心歌手であるボーカルのことです。

日本ではバンドのファンはボーカルについており
その楽曲や音楽のテクニックは問題にされていない。
ですからバンド解散後ボーカルは表舞台に残り
そのほかの人は裏方にまわってしまう傾向にある。
これが良いか悪いというのは置いておくて
諸外国とは違いギターやベースそしてドラムなどの
テクニックなどは問題とされていないし、
また、作詞作曲やアレンジなども眼中にない。
あくまでもボーカルの声のみがその多くを担っている。

これは今の日本における舞台に対する
楽しみ方と全く同じような気がします。

詩が良い曲が良いなんて言葉を時々聞きますが
なんだか聞き心地の良い新しい感じのする
キャッチーな歌声しか追っていない感じがするのは
思い違いや勘違いなのでしょうか。

しかし今のCDランキングなどを見ていると
あながち間違いではないような気がします。

だって長いこと邦楽って聴いてないような気がします。