広島で芝居を楽しむためのブログ

広島での観劇レビューや日々思うこと徒然と。芝居で生の驚き、生の迫力、生の感動を多くの人に知ってもらいたい。

地方演劇とパトロン

2005年05月19日 | 舞台について
広島の新聞といえば中国新聞だろう。
その中国新聞にゲキシネ「髑髏城の七人」の紹介があった。
だいぶん舞台も市民権を得てきたのだなぁなんて思っていたら
最後の一行で勘違いであったことを知った。

共催:中国新聞・・・。

そんなところだろう。
広島の企業って文化を根付かそうとか
育てようという気概はたぶん持っていない。
この共催だってどの程度の協力なのかわからない。
「共催」響きは良いけど名義貸しから資本投下まで様々。
官公庁の共催なんてお金はほとんどでない。
じゃなんで共催を歌うかというと響きがよいから。
行政側ではなく主催者側の方であるが。
だって、官公庁が共催だとなんだか安心感がある。
公共性とまでは望めなくても胡散臭さは消える。
実際は胡散臭いものが多く含まれている。
話を戻してマスコミの共催。
お金は出さないけど記事の穴埋めに新聞や雑誌の片隅に
そっと載せて文化発信して増すみたいなパフォーマンス。
テレビやラジオでは番組構成の関係で深夜か地方番組での告知程度か。
そして一般企業はまず名乗りを上げることなんてない。
冠スポンサーなんてそうやすやすとはいないものである。