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広島で芝居を楽しむためのブログ

広島での観劇レビューや日々思うこと徒然と。芝居で生の驚き、生の迫力、生の感動を多くの人に知ってもらいたい。

開演のベルまでに(第6回/全8回ぐらい)

2005年05月14日 | ビギナーに贈る観劇のススメ
さて昨日はリラックスをして風呂に入り、早く寝たでしょうか。
鑑賞中に眠気に襲われ、寝てしまっては、もともこもありません。
下手をすると舞台選択の際、誤った選択をし、とんでもなく難解で退屈な芝居の恐れもあります。
そういった場合でも最初から最後まで見ることで
初めて批判することができるのですから眠たくならないように気を付けましょう。
それでは、舞台当日は昨日のシミュレーションどおりことが運んでいますか。
ひとつひとつチェックして一日を過ごしていきましょう。
その際様々な誘惑や妨害があなたを襲うでしょう。
その関門をひとつひとつ乗り切りあなたは街へ飛び出すのです。
劇場で芝居があなたを待っています。
劇場に早めに到着したら最初のお勧めは舞台に近づきセットをよく見てみよう。
幕はほとんどの場合開いています。
演出の都合上しまっていることはありますが、開いている時はしっかり見ましょう。
なかなか作りこまれていて楽しいものですし、座席からでは見えなかったりわからなかったりする場合もあります。
そして次にパンフレットです。公演鑑賞の記念にいかがでしょうか。
全くの初めての場合は買ってみることをおすすめします。
次から買うか買わないかは次回の判断ということで一度くらいは買ってみるのも悪くありません。
金額は1,500円程度が相場です。
映画のパンフレットと一緒でそんなにはみることはありませんが・・・。
何ヶ月か後から見直して懐かしがるのがまた良いのです。
後はトイレを済ませ心落ち着かせ開幕のベルを待ちましょう。
開演時間は早まることは間違ってもありません。
実際には5分程度遅れるのが普通ですね。
そして、ついに開演。
鑑賞中は何もかも忘れ集中してみましょう。
そして、舞台終了後はアンケートを書いて提出しましょう。
チケット捌け方もそうですが、主催者側はどんなものを観客は望んでいるか知りたがっています。
次回もいろいろな舞台が地方にくるように祈りながらみんなで微力を尽くしましょう。

公演前日にすること(第5回/全8回ぐらい)

2005年04月23日 | ビギナーに贈る観劇のススメ
最近異動して気づいたことがある。
アフターファイブを確実なものにするには
日頃から職場環境を良好な状況を良好にしておく必要がある。
舞台のあるには定時あがれるようにするために。
特に前日には仕事をサービス残業してでもかたづけておこう。
そして、係のみんなにちゃんと予告しておこう。
そうすれば明日のドキドキ感は半減させることができます。

また、自分の気持ちを十分高めておきましょう。
いくぞと強く念じれば道は自ずと開かれる。
再度チケットで日程、会場、時間を確認しましょう。
会場が間違って焦って市内を走り回ったり
開演時間を間違えて着いたときには始まっていた
なんて洒落になりませんから。
時間と開場は何度でも確認しておきましょう。
また、会場までの道のりをイメージトレーニングをしておこう。
公共交通機関にしてもバスであっては渋滞にあったりしますので
時間は余裕を持って行動できるように計画を立てておこう。

そして、最後に明日に備え早く寝ましょう。

公演を楽しみに待とう(第4回/全8回ぐらい)

2005年04月16日 | ビギナーに贈る観劇のススメ
せっかくチケットを手に入れたのだから
それを十分活用してみましょう。

引き出しや財布の中にいれて時々眺めてほくそ笑む。
身の回りのカレンダーにはすべて赤丸をしておきましょう。
また、チケットを目に付く場所に張ったり、デスクマットにはさむのも良いです。
そして同時に舞台レビューはもちろん俳優や脚本家までネットで調べてみましょう。
こうして一人で気分を徐々に高めていきます。

そして、さらなるテンション高揚のために職場で言いふらしてみましょう。
これは舞台布教の一環でもあります。
これで興味を持ってくれる人がいればもうけものです。
でも、一番の目的は自分が芝居好きであるというカミングアウトですが。

これは、間違っても舞台の日は飲みなどに誘うな!
まして残業なんてしないぞ!という意思表示なのです。
まずは職場の人たちに先手を打っておきましょう。
そうすれば、2ヶ月に一度ほどの地方公演は案外行けると思います。

※完結はしますが、このシリーズは回数未定の毎週土曜の連載予定です。

さぁ、チケットを購入してみよう(第3回/全8回ぐらい)

2005年03月26日 | ビギナーに贈る観劇のススメ
行きたい公公演が見つかったら、
次はチケットの購入です。
購入方法も様々ですが、
販売しているところも様々です。
一般的には主催である事務局や実行委員会です。
次にプレイガイドやインターネットとなるでしょう。
詳しくはその公演を知った
チラシやHP、CM、雑誌などに
必ず掲載しています。
だって、それらすべて宣伝なのですから。

すでに行く決心がついており
その公演日と時間が確実に空いているなら
先行予約をお勧めします。
同じお金を払うんです少しでも
良い席のほうがうれしいものです。

そして購入前にもう一度
自分のスケジュール表を確認して
予定は入っていないか、
これから入る恐れはないのか
十分確認しましょう。
そして、開演時間に会場へは
ちゃんと間に合うのか確認しましょう。
後から悔しい目にあわないために。
うまいこと仕事を休んじゃうのも
ひとつの方法だ。健闘を祈る。

さぁ、勇気を出してレッツ、チャレンジ。

※完結はしますが、このシリーズは回数未定の毎週土曜の連載予定です。

自分にあった芝居を探そう(第2回/全8回ぐらい)

2005年03月19日 | ビギナーに贈る観劇のススメ
誰にでも楽しく、はまれる、入門的作品はありません。
どうしてもあげるとすれば再演が無難なのかもしれませんが、
100%はありえません。
たとえ伝説となった舞台であったとしても
時代、場所、運など様々な要因が関係していますから、
今見たとしても伝説たる要件を満たしていないかも。

逆に避けるべきものは、前衛作品や原作が海外作品、
そして古典作品はやめておきましょう。
面白くない?はずれが多い?・・・というより、
カタルシスやエンターテイメント性がないものが多いです。
また、時代背景や人物の価値観が理解しづらいですから。

そのため、舞台を選ぶには本来2次的要因である
ひいきの役者、演出家を当てにしたほうがよいでしょう。
たとえ失敗したとしても精神的ダメージが少なくなり、
最悪、芝居自体が嫌いなるという事態は回避できます。
ですから内容以外でフォローできる要素があり
ちょっとでも興味のある芝居が見つかったときが
あなたと芝居の出会いのベストタイミングでしょう。
お気に入りのアイドルでも、俳優でも、女優でもいいのです。
出会いはいつも突然でありふれたものですから。

しかし、有名な演出家というのは微妙なところがあります。
全作品が秀作、傑作かといわれれば・・・。
もちろん凡作や駄作もあります。
有名人はいっぱい出てて楽しかったけど、
よくわかんなかったということがあります。
あの芝居は難しい、含蓄があるなんてのは幻想です。
日本人の悪い癖です。
物語がいつも慣用的暗示があるわけではありません。

ですから思いたったら吉日。
すこしでも見てみたいという気持ちがあれば、
そのインスピレーションを大切にしてください。
あなたにとってそれはベストな選択です。

※完結はしますが、このシリーズは回数未定の毎週土曜の連載予定です。