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PCオーディオ 2011年1月タイプ スピーカー編 「Bolero Limited」

2011-01-11 | オーディオ

PCオーディオの入れ替え
ピアノの曲に力を入れたセットを考えます。

今回はスピーカーを中心に機器を合わせていきます。

スピーカーは、Acustik-Lab社の「Bolero Limited」。
小型の2-Wayブックシェルフで最も好きなスピーカーの1つです。
このスピーカーは、「Bolero」の限定バージョンとして販売されたシリーズで
日本にて50セットのみの販売となります。
限定という言葉に弱い日本人(私も含め)の為にあるようなスピーカーかもしれません。
ノーマルのBoleroにはエンクロージャーのカラーがいくつかありますが、
(Limitedは、ピアノブラック仕上げのみ)
明らかにこのピアノブラック仕上げが艶やかな音をだしてくれます。
塗装の違いでかなりの違いを感じさせてくれるスピーカーです。

「Bolero Limited」は、Boleroを基本としていくつかの改造が施されています。
シングルであったスピーカー端子をバイワイヤとし、ネットワークも変更されています。
これによってノーマルのBoleroよりもより鮮明になっています。

ノーマルBoleroとのもうひとつの相違点は、ユニットの取り付けネジが
金メッキ仕様になっていること。
ノーマルのBoleroではこのネジ部分が錆びているものを見かけます。
今のところ錆などないので金メッキ仕様の効果が出ているようです。

そしてキャビネットの裏面には限定のシリアル番号とAcustik-Lab社の社長でもあり
スピーカー制作の天才ゲルハルト・シュナイダーの自筆サインがあります。
(音に関係ないのですが、、、)
Bolero自体の発売は彼が若干24才のころに発売したそうです。

 

ユニットの構成
低域には、125mmのコーン型ウーハーを搭載。
ボビンは、耐熱性の高いノメックス製を採用し
振動板は、軽く剛性の高いネオフレックスを使用しています。

高域には、オレンジ色が特徴の
フランスのFocal社の25mmの逆ドーム型ツイーターを搭載。
材料にはファイバーグラスを採用しすばらしい位相特性や指向特性を
持ち合わせています。

Boleroは、このツイーターの調整の仕方が絶妙です。
発売元のFocal社が使用するよりもゲルハルト・シュナイダーによる調整で
より素晴らしいパフォーマンスを発揮していると思います。
繊細で透明で艶やかすぎるほどのエロティックな高音です。

この高音部分をいかに制御するかでこの「Bolero Limited」を使いこなせるか
どうかが決まると思います。
相性のあわないプリアンプやメインアンプを組み合わせるとキンキンな高音になったり
低音とのバランスが合わなかったりと結構言うことを聞いてくれないことがありますが、
バッチリとはまったときには、独特の世界をもつ原音を超えた?美しい音になります。

私の中で「Bolero Limited」は手放せないスピーカーの1つとなっています。

 

次回は合わせるアンプをセッティングして掲載したいと思います。