久しぶりに自然の中で犬の散歩を兼ねてリラックスしてきました。
ゆっくりと散歩したかったのですが、
興奮気味の軽やかな足どりの愛犬「ヴィンセント」に先導されながらの散歩になりました。
少し立ち止まったりして写真を撮っていると
「はやくして!」と言わんばかりにこちらに視線を向けてきます。
まだまだ青いみかん畑を通り過ぎ、山の奥へ奥へと進んでいきます。
空を見ると、初夏の訪れを告げる爽やかな新緑が。
日本の色の表現は、
「萌黄(もえぎ)」が合うでしょうか。
なんだか澄んだ空気がとても気持ちよくかんじます。
下を見ると今度は鮮やかな黄色が目に飛び込んできます。
「蒲公英色(たんぽぽいろ)」
近づいてみるとバッタの子供?らしき虫が花の上に鎮座しています。
小さいながら堂々とした雰囲気は、将来期待大です。
さらに歩くと、今度はパープルの花が咲き乱れています。
ムラサキハナナでしょうか?淡い紫が美しい。
「竜胆色(りんどういろ)」って感じかなあ。
普段あまり植物に興味がないので通り過ぎてしまいますが
多くの色があふれている季節を楽しみました。
GREENやYELLOWなど単純な色分けでなく、
自然に合わせた微妙な色を表現する日本の伝統色も楽しむことが出来ました。
もう竹になりそうなタケノコ。菜の花畑。小さな花々など
やっぱり日本の美だよ・・などとのんびりと楽しんでいると
「もう飽きたから帰ろう」という視線をヴィンセントから送られ
もうちょっと・・・と思いながら家路につきました。
結局 一番満喫していたのは自分でした。
こんな気持ちのいい季節なら、たまには散歩もいいなあと思ったスローな日でした。