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ホリデイ現役添乗員日記

近畿日本ツーリスト ホリデイ現役添乗員が新鮮な情報をそのまま皆様にお伝えします

鉄ちゃんの憧れ!欧州最北鉄道ノールランストーグ

2011-01-08 00:59:22 | デイちゃん北欧
デイちゃんです

ホリデイの憧れのオーロラと沿岸急行船の旅では
ヨーロッパ最北の鉄道ノールランストーグにも乗れる

この鉄道は1902年に
スウェーデンのキールナの鉄鉱石を
ノルウェーのナルヴィークの港に運ぶ為に
わずか4年で建設されたもの
というのもノルウェーにはメキシコ暖流が流れていて
冬でも港は凍らない
スウェーデンには不凍港はないからだ

北緯68度の鉄道の旅

はいいんだけど・・・あれ・・・
やっぱり電車は遅れてる・・・
まあストックホルムから延々走ってくるので
定刻なんて期待してないけどね・・・

アビスコの駅は無人駅で暖房はあるけど待合室にトイレもないので

暖かいホテルのロビーで電車を待つことにする

ちゃんとホテルのロビーに電車の到着を知らせるモニターがあるので
乗り遅れる心配はなし


ちょっと天気がいまいちだし

遅れたおかげで日もすぐ沈み
車窓からの景色は今回は残念

本当ならLAPPORTENというサーミのシンボルでもある
山の上を氷河が削った後の景色が見えるのだが
今回はホテルの売店で売っていたTシャツで我慢して下さい

こんな感じに山のてっぺんがえぐれてる

さてさてそろそろ電車が来そう
-15度もここまで来ると慣れるけどは・や・く来て~
すると無人駅でもアナウンスが

来た来た来た~



待っていたよ~

スウェーデン国内の間はカフェもオープン

チケットをちらっとも確認に来ようともしない車掌さんは
大抵いつもカフェにいておしゃべりしてる
日本人だし団体だしどうでもいいのかもね~


2時間近く遅れてナルヴィークへ

駅の裏にはスキー場もあり

その近くで遅い昼食
心配で何度も待っててねコールをしたほど遅れちゃったけど
私たちの為だけに開けて待っててくれた昼食は
北緯68度とは思えないほど
凝った料理でおいしかった

カリフラワーのスープは優しい味で温まる~

脂ののったノルウェーサーモンの下にはキャベツとパイナップルのサラダっておっしゃれ~

デザートはベリーのバニラソースとコーヒーか紅茶付き

北欧の人って優しくて親切

皆様も是非ホリデイで北欧に来てね~
オーロラはまだかって
それは今後のお楽しみ~(どうしていつもこうなんだ

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世界が平和じゃないとマリアが生きられない~ノルウェー沿岸急行船の思い出~

2011-01-06 02:36:23 | デイちゃん北欧
デイちゃんです

あけましておめでとうございます
去年の4月から始めさせていただいたこのブログ
これほど沢山の方に読んでいただけるとは思いませんでした
ホリちゃんもデイちゃんも現役の添乗員なので
添乗中は毎日が生きるので精いっぱい
日本に帰国してからでないとブログの更新は出来ませんが
これからもなんとか頑張っていきたいと思いますので
どうぞ本年もよろしくお願いします

さて新年早々新聞を読んでデイちゃんが気になっていること・・・
それはマリアのこと
今頃どうしているのか・・・


あれは3年位前のノルウェーの沿岸急行船でのこと
荷物室にお客様のスーツケースが今日は入らないと言われ
仕方がないコンテナに入れるしかない
面倒だなあと思って乗った船の荷物室は
およそ10個くらいの黒いごみ袋でぱんぱん


なんだかよくわからなかったけど
景色はきれい
ちょうど太陽が地平線すれすれまで上がり

雪山のシルエットがそれはそれは美しく
寒くてもずっとデイちゃんはデッキにいた


「あなたも行くのあなたはひとり
いきなり話しかけてきたその人は
超超美人
しかもエキゾチックな顔立ちで
デイちゃんは(・・・どろぼう・・・すり・・・
と思わず疑ってしまった

その人はかまわず話し続け
「本当に太陽が見られないのよねずっと暗いしすごく寒いし本当にやんなっちゃう
「でもきれいな景色じゃないオーロラも見えるし船旅は楽しいな
「・・・あなた本気


よくよく見ると彼女は景色を見てるわけでもなく
胸のおっきな十字架のペンダントをいじくりまわし
退屈そうに溜息をつき
「早く着かないかしらね


「あなた観光客じゃないのね
「・・・あなたは観光客なの

デイちゃんたちは船内に入ってそれからなんとはなしに話をした

「私はマリア夫と子供2人でイラクから逃れてきたの私たちはキリスト教徒だからイラクにいたら殺されるだからノルウェーに難民申請したの
「来てみてこんなに暗い国だとは思わなかった出来れば帰りたいけど、もうイラクには戻れない子供たちの為に安心して住める家が必要だからノルウェー政府は私たちにノルウェー語を教えてくれ職業訓練もしてくれて家も与えてくれてすごく感謝してるこれから暫く慣れるまでコーディネーターが私たちを見守ってくれる幸い私は美容師の資格があるから生きていけると思うわ」

デイちゃんはその時までイラクはイスラムの国でキリスト教徒がいることさえ知らずましてや生きていけないほどの迫害を受けていたことも知らなかった
「子供たち、かわいいね
「そうありがとあの子たちはもうノルウェー人よ黒い髪黒い眼のね

マリアたち家族は次の町で降りて行った

黒いごみ袋は彼女たちの持ち物すべてだった
それをコーディネーターの見るからに温和そうな夫婦が自分たちの車にのせ
マリアは最後にデイちゃんに手を振って
「あなたも幸せになってね~
車の中からいつまでもいつまでも手を振ってくれた


きっとマリアは幸せにノルウェーの生活に溶け込んでいると思う
暗い寒いと文句を言いながら、一人前の美容師として生活していると思う
でも、他のマリアは
イラクにはまだまだ迫害されている大勢のマリアがいる
それを忘れてはいけないと思う

さまざまな出会いがある旅
皆様も是非今年
ホリデイでお出かけ下さいませクリックしてみて下さい
お待ちしております

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