ホリデイ現役添乗員日記

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ポン・デュ・ガールで数学を考える

2011-05-28 20:15:01 | デイちゃんフランス
デイちゃんです

唐突ですが皆さま数学はお得意ですか
デイちゃん高校1年の時あきれるくらいまるで駄目でもう体質的に合わなかった
5回連続皆勤賞で追試試験を受けておりました記録だと言われました
実は追試受けてもまだ駄目でご丁寧にも職員室で個人特訓
学校のしつこさにもううんざりいい加減にあきらめてくれ~
でもその時心の底から思ったことは
数学なんて出来なくても算数+-×÷だけで生きていけるサイン・コサイン・タンジェントなんて死んでも使うものか~

でも今から2000年前に高等数学なんてなかっただろうに
どうやってこんな水道橋をローマ人は作った


南仏のニームという町まで古代ローマ人は50キロも導水路を建設したが
途中ガール川の谷をどうしても通るので作ったのがこの水道橋ポン・デュ・ガール
し・か・もコンクリートなど接着剤を一切使わず
石がお互いに与えるせり持ちの原理を利用した
アーチの力だけで2000年も保っている
アーチはローマ建築の基本中の基本

これだけでも凄いのに驚くのはその勾配
水源とニームの間の高低差はわずか17メートル
全長50キロなので平均すると1キロにつき34センチしかないので
始め急勾配で勢いをつけて後にゆるい勾配にしてるその方が水道橋も低くてすむ

あまり勾配が急だと水の力で橋が壊れ
ゆる過ぎると水はよどんで流れない

ローマ人頭良すぎ

でホリデイの連泊でめぐるコートダジュール・プロバンス・パリのツアーでは
なんとこの水道橋の一番上を歩くのです普通のツアーとは違うのです

要は2000年前の水道管の中を歩くのだけれど
ちゃんと予約して係員に鍵を開けてもらわないと一般の人は入れない

水面からの高さ49メートルは凄く見晴らしが良く

高所恐怖症のデイちゃんでも全然大丈夫

水道管の中なので上に石の蓋が乗っているところもあり

ここを歩かないとわからない物もある

例えばこの石の膨らんでいる部分

これはね石灰

現在でもヨーロッパの水は硬水が多いので
やかんとかずっと使っていると石灰がたまってしまうので
ときどきお酢に一晩つけて石灰を取ってあげないと使えなくなる

この水道橋も400年位使えたが
ローマ帝国が衰えてメンテナンスを怠ったため
9世紀以降は使えなくなったらしい

それにしてもサイン・コサイン・タンジェントとか知らなくていまだになんだかよくわからない
どうやって2000年前のローマ人はこの水道橋を作ったのだろう
もしかしてカン


皆さまも是非ホリデイで南仏に来て下さいね
水道橋を渡った人だけが貰える証明書もホリデイならプレゼントいたしますお待ちしてます

いつも遊びにきていただきありがとうございます
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