塩哲の色即是空

私の日常の活動状況を飾り気なく、素のままで表現する。

Weekendの麺処巡り てんくうで塩つけ

2009-03-14 14:36:38 | 拉麺_09
 湯島から浅草を目指す。以前から伺いたかった麺処が松が谷にあ
る。そこは2008年7月1日に開店した「中華そば てんくう」だ。
なんでも塩が旨い店と評判である。
 「とり塩つけ麺」750円の食券を購入してカウンターへ。落ち着
いた雰囲気の店内は、ゆるりと和める。これは頂く前から期待でき
る店だ。
 太麺か細麺が選択でき、太麺でお願いしたところ、登場した麺は
それほど太くはない。そのままつけずに麺を口に運ぶと、ツルリと
した食感が良い。小麦皮の微粉末が入った自家製麺とのこと。
 つけ汁の器の中にはたくさんの具が入っており、注目なのが油揚
げで、まるでみそ汁のよう。でもこの小片の油揚げが鶏スープに合
い塩味をマイルドにしている。また、柑橘系の酸味が利かせてあり
良いアクセントになっている。
 最後にスープ割りをすると、先ほどのつけ汁から鶏の香りが効い
た和風調に変身。とても旨い一杯だった。次に伺えば塩拉麺だ。

中華そば てんくう
台東区松が谷1-3-15
11:30~15:00、17:30~21:00(平日・土曜)
11:30~15:00(祝日)  日曜定休日
てんくう

Weekendの麺処巡り 大喜で桜

2009-03-14 14:24:34 | 拉麺_09
 某所で早朝の築地のレポをアップして皇居東御苑へ向かった。昨
年のこの時期、椿寒桜が咲きほこり一足早く春を鑑賞したことを思い
出したのだ。ところが時期が遅かった。現場に到着すると、ほとんど
の花びらは散っていた。他の櫻がないか探してみると、芝生の一角に
カンヒザクラが開花していた。また、アマギヨシノの枝は、丸っこい
蕾をつけ、開花が待たれる。後もう少し。
 東御苑を後に湯島に向かった。「らーめん天神下 大喜」では、3
月3日の雛祭りの日から昼夜それぞれ違う15食の限定麺が振る舞わ
れていると“とら会”に出ていたので伺ってみた。
 前回訪れたのはいつだったか、かなり以前のことで7~8年は伺っ
ていないだろう。久しぶりに店頭に並ぶ。
 大喜の昼の限定は「桜わんたんとりそば」900円。春を先取りイ
メージした一杯だという。先ほどのカンヒザクラを頭に浮かべながら
待った。
 さて、登場した注目のとりそばは、桜の葉が練り込まれた雲呑が淡
い桃色に染め上げられ、確かに春を感じさせてくれる。鶏のスープは
ほのかな旨味がよく出ており濃いめである。これに中太の細麺がスー
プの中で泳いでいる。おおらかな春を感じさせてもらった一杯で、と
ても旨かった。

らーめん天神下 大喜
文京区湯島3-47-2
11:30~15:00、17:30~22:00(土曜 ~21:00) 日曜定休日
カンヒザクラ  アマギヨシノ  櫻雲呑

築地市場で喰い道楽 やじ満で牡蛎

2009-03-14 06:51:46 | 築地市場で喰い道楽
 4月はすぐそこまで来ている。ということは、3月末で終了して
しまうものもある。ふと、そんなことを昨日思い、本日は築地場内
を目指した。フウ、やっと築地に着いたといった感じの強風だった。
 牡蛎拉麺が3月一杯で終了し、次に頂けるのは半年後の10月。
本日築地に伺わないと後がない。とあって、築地場内・魚がし横丁
8号館にある「やじ満」の暖簾をくぐる。
 こちらの店は時間帯にもよるのであろうが、カウンターに座るお
客さんはほとんど市場で働く関係者で、重厚な雰囲気で満たされて
いる。それだけ通が多いということだろう。顔だけ見てオーダーが
通ってしまう方や、“いつもの硬め”で席に座る方など、それこそ
猛者ぞろい。そんな玄人の中に、いつの間にか紛れ込んでいる自分
をみると、滑稽であると同時にその場の雰囲気を楽しんでいること
に気づく。これは開店時間帯でないと味わえないだろう。おっと、
本日はスリーアミーゴ親爺が揃って麺をすすっておられた。目があ
ったので会釈を返した。
 さて、注文した「牡蛎拉麺」950円が登場。今季最後となるだろ
う、牡蛎の旨味を堪能しよう。本日は時間をかけて味わった。やじ
満の牡蛎、旨いなあ。器の底に牡蛎の貝柱が沈んでいた。
 そして、4月からは「浅利拉麺」が始まる。
やじ満

街を巡る 島根から伊興 伊興遺跡

2009-03-14 03:33:13 | 街巡り_09
 寺町に隣接して「伊興遺跡」公園があった。この遺跡は南へ660
m、東西680mの広がりを持つ都内でも屈指の古墳時代の跡である。
元々は地元の人々には知れ渡っていたところ、1955年を過ぎてか
ら國學院大学の大場磐雄教授により紹介され、世に知れ渡る。
 平成に入り大規模な発掘調査が行われ、多くの住居址を推定され
る溝跡や小穴、方形周溝墓、土師器、玉類、石製品、須恵器などが
発見される。この場所は、古墳時代における毛長川流域の政治、経
済の中心的な役割を果たした遺跡であったことが伺われる。
 公園内には、土器出土状況レプリカや竪穴式住居が復元されてい
た。竪穴式住居の側面から中を覗くと、中にリアルなマネキン達が
配され、ガラス越しではあるが少し不気味であった。また、プチ展
示館もあり勉強になった。
(足立区西保木間1-11)
遺跡レプリカ  展示館