塩哲の色即是空

私の日常の活動状況を飾り気なく、素のままで表現する。

街を巡る 島根から伊興 一立斎広重の墓

2009-03-10 06:39:49 | 街巡り_09
 長勝寺を後に、尾竹橋通りに出て北を目指す。以前、葛飾北斎
の墓を巡った時、一立斎広重(安藤広重、1796~1858)の墓
を巡ったことがあった。今回は再訪となる。
 広重の墓は、東岳寺にある。関東大震災で東京にあった多くの
寺院が壊滅し震災後、伊興には14の寺院が移転して寺町を形成
している。東岳寺はその寺町から少し離れてたところにあり、浅
草から1938年にこの地に移転して建立されている。
 広重の墓も震災と戦災で破壊され、1958年の100回忌にこち
らに再建されており、左隣の記念碑は1938年に設置。この記念
碑の左にへら、右に筆のオブジェが配されていた。
 広重といえば「東海道五十三次図」が有名で、おいおいその軌
跡を辿りたいと思っている。「名所江戸百景」は一昨年、全ての
名所跡を巡ってきた。
 広重辞世の句がある。
 「東路へ筆を残して旅の空 西の御国の名どころを見ん」
(足立区伊興本町1-5-16)
広重の墓石  東岳寺