塩哲の色即是空

私の日常の活動状況を飾り気なく、素のままで表現する。

街を巡る 島根から伊興 仁王門

2009-03-02 06:37:57 | 街巡り_09
 国土安穏寺は二つの立派な御成門があり、どちらも葵紋が配され
ている。中でも「仁王門」は威風堂々とした造りで、天井には二体
の龍が描かれている。
 葵紋が寺紋として使用できる由来は、“宇都宮城の釣り天井事件”
が挙げられる。これは、家光が日光参拝でこの寺に立ち寄った際、
住職より「宇都宮に気をつけるべし」なる進言があり、目付が城を
調べたところ釣り天井を発見し、城に宿泊するのを急遽取りやめた。
つまり、家光を亡きものとして、秀忠の第三子・国松を将軍にしよ
うと城主である本多正純が陰謀を図ったといわれる事件。
 この功績により寺紋に葵紋の使用が許されたという。
(足立区島根4-4-1)
天井の龍