紙屋さんブログ

土佐の自然を愛する親父です。

預貸率50%割れ・・・(借り手が居ない)

2012年11月25日 17時11分39秒 | 日記
 社長の数が出ていました。一位はなんと云っても東京都・8万2千人、2位は大阪府・4万8千人、3位愛知県・4万5千人・・・・でした。各都道府県別の社長輩出の「人口比率」では、1位山形県、2位徳島県、3位香川県、・・・6位愛媛県、・・・10位高知県・・・(四国四県全てがベストテン入り)。「住んでる人が少なく」て、「インフラが悪く」って、「大企業の進出がない」地方の県では、地元で「自分で会社を起こす」しか方法がないので・・・こうなるのです。
 所が、再投資・設備投資が不要、企業拡大も不要、「身の丈に有った会社」ばかりですから、銀行から金を借る事は有りません。私の畑の上のおっちゃんの従兄弟は高知一番の銀行に就職していましたが、50歳前ですが昨年退職しました。理由は、社内の「貸し付けノルマ」でパニックを起こしたらしい。葉山村出身では縁故の無く、何処を探しても、借りてくれる、しかも安全な会社がないそうです。
 あるレポート:金融機関の「融資」が預金の半分に満たない「預貸率」(預金対貸し付け)50%未満の都道府県がことし3月末時点で25道県に上り、10年前の6倍以上に増えたことが日銀の調査で分かった。長引くデフレで各地の中小企業や個人の資金需要が低迷していることを示している。日銀は金融緩和を強化しているが、金融機関は有望な貸出先を見いだせていない。
 今日は明日が雨の予報なんで猛烈に忙しかったです。霜よけ(雨上がりが冷え込む)の不織布張り、と、畑に中和剤「苦土石灰」を土の中深く打ち込む作業です。やっと終わったのが午後3時。今朝の気温2度でした。写真は21日の寒桜です。

「人の金」だから・・・こうなるのです

2012年11月24日 17時08分31秒 | 日記
 民主党が離党した13名の議員に党から出た金を返せと、云っています。我々の「商い」の世界では考えられない事なんです。金を投資する時には、孫サンではないですが、どれだけリターンが有るのか・・・どのようにして与えた金の値打を「担保」するのか、が、一番大事なのです。例え話になりますが・・・、マンションを借りる時にも「保証人」が居るし、「家賃の数ヶ月分」は保証金で預かります。普通、「商行為」では「口約束」はせず、前例も、信用も無視して、「その時の情況」に併せて「覚え書き」や「念書」を取るか,食い逃げを防ぐ時には「公正証書」で期日を明記し返済を確約させるか・・・何らかの担保を取るのです。議員と云う腰掛け仕事で「4年間」!しかも「自分の財布」からは出ていない人の金、こう云ったお金ですから与える方も無責任,受け取る方も無責任なんです。
 この記事と云うのはこうです・・・民主党の安住淳幹事長代行は23日、受け取った民主党からの「活動費全額」の返還を求めると発表。この「10月」に「300万円」の活動費を同党の前衆院議員らに支給している。(除籍された13人の前衆院議員からは、活動費が返還されていない。)前原さんは前原さんで、人間性を疑うと云ってますが、私からすれば解散が見えていた此の十月、離党の可能性が読めてるこの時期に、「何の担保」もなしに活動費を出すなんて馬鹿じゃーなかろうか?前原さん達「幹部の方こそ無責任」だと云いたいのです。
 私なら、解散間近の今回は、特例として「今回の活動費は25年4月1日に支払います」半年後の支払いを約束し、「支払い予定証明書」(先付け小切手でも良い)を出します・・・です。(もし、金が不足する時には、「支払い証明書」を提示すれば、何処の銀行でも、何時でも貸してくれます。金利なんて僅か、仲間と飲むコーヒー代くらいです)離党した議員には供託金を積み「不渡り」にすれば良いのです。
 写真は、津野町役場の庭の「寒桜」です、満開です。明日は朝が冷え込むとの情報、霜防止の不織布を三千円で買ってきました。又、又高いジャガイモになります。これは、投資と云うよりは,自分の育てているジャガイモ、「手塩にかけてる物を大事にする」と云う人の情けなんです。

今度も早やかった!やっぱり「本家」筋でした

2012年11月23日 17時11分54秒 | 日記
 2大製紙メーカーの王子と、日本製紙は「同根」です。本家が王子製紙で、分家が日本製紙です。その「王子製紙」の日経の発表で見ると、国内の紙需要の伸びと、輸入紙の国内シェアー定着からして、国内の主力工場以外の工場閉鎖と、人員削減が打ち出されました。紙業界のトップリーダーの決断は常に「本音」の対策を取ります。(注:生産品の中で印刷用紙の多い(約60%程)日本製紙は、此の削減案は死活問題かもしれません)
 その読みと云うのは・・・ 紙・板紙の2011年の国内市場は2000年と比べ、10年間で「約13%」減り、昨年から中国などの輸入紙が急増しています。印刷情報用紙の設備稼働率は現在の95%から15年度には最悪のケースで「80%を切る稼働水準」になると予測したのです。(主力品である「塗工紙」の9月の「輸入量」は約6万6000トン。2010年9月に比べ28.9%多い。1~9月の累計輸入量は約78万2800トンと、10年の同期に比べると48%増えている。)
 参考:王子ホールディングス(3861)が9日発表した2012年4~9月期の連結決算は、 売上高は1%減の6046億円だった。営業利益は34%減の218億円。純利益は前年同期比30%減の84億円だった。王子本社と国内の連結子会社86社の従業員数は今年9月末時点で「約2万人」。16年3月期迄に「2000人」削減」すると発表。コスト削減効果は年約100億円とみられる。
 写真は、滑床峡谷です。本日のジム、体重65、4キロ、126の75。

決算発表で本当の実力は「営業利益」です

2012年11月22日 18時51分47秒 | 日記
 11月に大王製紙は保有する「日本製紙グループ本社の株式」を全て処分、発行済み株式の約1.8%を売却した。売却収入約35億円は設備投資や財務体質の改善に充て、購入価格との差額約17億円を特別損失として計上しました。此の中間決算で注意する点は「赤字なのに、黒字の純利益」です。此の直近では、自民党政権誕生の先取り人気で、円安になり今日の株価も9,300円台迄上がっていますが、中間決算当時の9月末株価は「8,700・29円」でしたから、およそ全ての企業で「保有株式評価損」が計上されているのです。会社の実力を見るのは「営業利益」なんです。営業利益から、諸経費を差し引いて「オツリ」・数億円~数百億円の利益が残ればいい訳です。大王製紙の場合はこの-17億円の株式売却損を出したのが、11月19日ですから中間決算には反映されていおらず、逆に中間決算では「子会社」の含み益(営業外収益)が連結決算に取り込まれ黒字になっているのです。
 十月度の製紙連合会の中で「国内出荷」は219万トン、前年比ー2、4%で、5ヶ月連続で下がっています。盛り上がった在庫は減らず、価格は下がり、苦難の年末です。が、営業マンはこんな時ほど積極的に動かないといけません,売らない営業は要りません。赤字すれすれで売ったとしても「仕入れ割り戻し」とか、「販売奨励金」などで黒字になる事が多いからです。決算発表で本当の実力はその期の「営業利益」なんです。営業外利益で黒字になるのは1度きりの「一過性」の黒字だから意味は有りません。それともう一つ「自己資本比率」が多くないと駄目です。(他人資本は払わなくチャーいけませんから、払わなくても良い自分のお金が沢山財積されているのかどうかです)

普通、「売価」の半値、八掛け,五割引が限界利益です

2012年11月21日 17時10分25秒 | 日記
 津野町の地域支援隊「なごみ」で月水金に高齢者宅用の「おかず」を早朝に造り、山奥に点在する高齢者宅に販売しに行きます。素材については結構、地元農民達からの頂き物が多いのですが「配送の人件費」が結構負担になり赤字すれすれなんです。其処で、「割にあわない物」は「継続出来ない」のが経済の原則、値段を50円ほど上げないと・・・、提案しましたが、上の値段から下げるのと、下の値段を上げるのとの違いで・・・気の毒だと云う「値上げアレルギー」が出てきました。上代の決め方が「親切心」からでていますから。例えば、1000円から800円にするのと、400円から800円にするのとの違いなんです。最初に付けた値段が「ぎりぎりの下の値段」だったんです。
 逆に、こんな話も有ります、00さんは妻の誕生日に、苦しい家計の中から、3万円の宝飾品を贈った。 「値段」を調べたのでしょう。次の日から不機嫌に。『去年までのプレゼントは5万円だった。なんで?こうなるの、私は不幸よ!』って・・・その時になってやっと解った!はじめから「1万円~2万円」のものをあげていたら、3万円で喜んだのではとおもうんです。・・・と、人間てこんなもんです。一回きりの付き合いでなければ一般的な贈り物でも「後・先の事」、特に先の事を考えて、お気をつけ下さい。特に、仕事関係ではご注意されて下さい。大会社は良く転勤します、「憎らしいやつも転勤か。良かった、良かった。」は大きな間違いです。数年後、出世して再び同じ部署の長として帰ってくる事なんか珍しい事では有りません。激情に走って「後先考えず」に、敵を作ったら一生後悔します・・・ならぬ堪忍するが堪忍です。体重が戻りました、65、8キロです。食えば良いです。