紙屋さんブログ

土佐の自然を愛する親父です。

今度も早やかった!やっぱり「本家」筋でした

2012年11月23日 17時11分54秒 | 日記
 2大製紙メーカーの王子と、日本製紙は「同根」です。本家が王子製紙で、分家が日本製紙です。その「王子製紙」の日経の発表で見ると、国内の紙需要の伸びと、輸入紙の国内シェアー定着からして、国内の主力工場以外の工場閉鎖と、人員削減が打ち出されました。紙業界のトップリーダーの決断は常に「本音」の対策を取ります。(注:生産品の中で印刷用紙の多い(約60%程)日本製紙は、此の削減案は死活問題かもしれません)
 その読みと云うのは・・・ 紙・板紙の2011年の国内市場は2000年と比べ、10年間で「約13%」減り、昨年から中国などの輸入紙が急増しています。印刷情報用紙の設備稼働率は現在の95%から15年度には最悪のケースで「80%を切る稼働水準」になると予測したのです。(主力品である「塗工紙」の9月の「輸入量」は約6万6000トン。2010年9月に比べ28.9%多い。1~9月の累計輸入量は約78万2800トンと、10年の同期に比べると48%増えている。)
 参考:王子ホールディングス(3861)が9日発表した2012年4~9月期の連結決算は、 売上高は1%減の6046億円だった。営業利益は34%減の218億円。純利益は前年同期比30%減の84億円だった。王子本社と国内の連結子会社86社の従業員数は今年9月末時点で「約2万人」。16年3月期迄に「2000人」削減」すると発表。コスト削減効果は年約100億円とみられる。
 写真は、滑床峡谷です。本日のジム、体重65、4キロ、126の75。