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こんなにすごい!天理参考館/世界各地の生活文化・考古美術資料を30万点所蔵(毎日新聞「ディスカバー!奈良」第55回)

2018年02月25日 | ディスカバー!奈良(毎日新聞)
NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は毎週木曜日、毎日新聞奈良版に「ディスカバー!奈良」を連載しています。2/22付で掲載されたのは、大阪府泉南郡在住の「古墳マダム」こと道﨑美幸(みちざき・みゆき)さん。タイトルは「世界旅行を体感 天理市の天理大附属天理参考館」。同館のHPには、
※トップ写真は、天理参考館入口のメキシコ湾岸・オルメカの石頭像(レプリカ)

当館は、1930年(昭和5年)、天理外国語学校(天理大学の前身)の中に設けられた海外事情参考品室を活動のはじめとします。創設者の中山正善・天理教二代真柱は、天理教を海外に広める人材を育てるためには言葉の習得だけではなく、現地の風俗・習慣もあわせて学ぶことが必要だと考えられたのです。そして現在では、約30万点にも及ぶ資料を収蔵する博物館となり、一般に広く公開しています。

収蔵資料の中から約3000点を「世界の生活文化」・「世界の考古美術」の2部門にわけて展示しています。また、図書コーナーを設けるほか、特別展・企画展や公開講演会「トーク・サンコーカン」、参考館メロディユー(ミュージアムコンサート)、ワークショップなど、さまざまな活動を行っています。


ここには何度も足を運んでいる。常設展がスゴいだけでなく、興味深い特別展・企画展をされているので、飽きることがない。天理駅前広場・コフフンと併せて、ぜひご家族連れでお訪ねいただきたいスポットである。では、そろそろ記事全文を紹介する。



天理大付属天理参考館は、世界中から集められた約3000点の美術品や考古資料が常設展示されている博物館です。入り口ではメキシコの奇怪な石頭像が歓迎してくれます。

1階と2階は世界の生活文化、3階は世界の考古美術を紹介しています。貴重な北京の商店看板のほか、メキシコやグアテマラの美しい民族衣装の展示があります。また、パプアニューギニアの精霊たちの森のコーナーでは、神々の声が聞こえてきそうです。

さらに、国内最大規模の円墳の可能性があると話題になった富雄丸山古墳(奈良市)から出土した三角縁神獣鏡(さんかくぶちしんじゅうきょう)や参考館周辺の地下に眠る布留(ふる)遺跡から発掘された埴輪(はにわ)や土師器(はじき)などの展示も見どころのひとつです。天理で世界の広さを体感できる旅をしてみませんか。

メモ JR・近鉄天理駅下車、南東へ徒歩約20分(奈良まほろばソムリエの会理事 道﨑美幸)。


「古墳マダム」だけに三角縁神獣鏡や埴輪、土師器を挙げておられるが、やはり見応えのあるのは海外の生活や文化に関わる展示で、「おーっ、こんな家に住んでいるのか」「こんなお祭りがあるのか」と驚かされる。それでいて入館料は大人400円、小中学生は200円。ぜひいちどお訪ねください。道﨑さん、ご紹介ありがとうございました!


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