tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

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情報満載の楽しい本!『奈良のトリセツ』(昭文社刊)

2020年12月14日 | ブック・レビュー
昨日(2020.12.13)の夕方、啓林堂書店学園前店を訪ねると、新刊本のコーナーで2人ほどが同じ本を手に取って立ち読みしていた。何だろうと思って平積みされていたその本を見ると昭文社刊『奈良のトリセツ~地図で読み解く初耳秘話~』(税込 1,760 円)だった。パラパラとめくってみると、奈良県に関する情報が満載で、しかもフルカラー。

昭文社企画編集室とアーク・コミュニケーションズの編集で、執筆者は4人のライターさん。嬉しかったのは「主要参考文献」に、奈良まほろばソムリエの会監修の『奈良「地理・地名・地図」の謎』(実業之日本社)が出ていたこと。よく似たタイプの本なので、参考にしていただけたのだと思う。即座に買ってしまったことは、申すまでもない。大日本印刷のサイト「honto」に、 詳しい商品説明が出ていたので最後に紹介しておく。

都の繁栄を支えた大和川、日本一の私鉄・近畿日本鉄道、大坂城にも使われた吉野杉…。奈良県の地形・地質、歴史、産業・文化など多彩な特徴と魅力を地図で紹介。知られているようで知られていない奈良県の意外な素顔に迫る。

①地図、地形で読み解く奈良の台地
人類の文明発展につながった!? 二上山の成り立ちとサヌカイトの技術力/実は人工的に作られた山だった?古代史の舞台・大和三山/海外から来た使者へのアピールだった!? 都の繁栄を伝えた大和川/人々の営みに密接してきた 生駒山がもたらした恩恵とは?/世界最大級の対策工事が行われた亀の瀬地すべり地区の安全性は?/大和平原を潤す大動脈 吉野川分水は300年越しに完成/同じ県とは思えないほど!南北で大きく変わる奈良県の気候

②奈良を駆ける交通網
最古の市が開かれた 海石榴市は男女の出会いの場だった/生駒市と東大阪市にまたがる 暗峠の急こう配は法令値オーバー/営業期間わずか9年間! 大仏鉄道を阻んだ急勾配/かつては通っていた!? 奈良県に乗り入れてないJR奈良線/紀伊半島縦断の夢かなわず幻と消えた 五條市と新宮市を結ぶ五新鉄道計画/合併を繰り返して成長! 日本一の私鉄になった近畿日本鉄道/3度の変更の末、駅開業が転がり込んだ!? なぜ、王寺町が鉄道の町になった?/日本一長い路線バスでおなじみ八木新宮特急バスは昔もっと長かった

③奈良で動いた歴史の瞬間
古墳の密集地帯・奈良盆地 なぜ古墳が造られなくなった?/歴史上の悪役とされる一族の意外な姿 仏教が日本にあるのは蘇我氏のおかげ!?/美酒を一夜にして醸造!? 桜井市大神神社になぜ酒造りの神様?/日本最古と名高い飛鳥寺の大仏 飛鳥大仏が国宝になれないワケ/現存する最古の木造建築 現在の法隆寺は2代目だった!?/大化の改新だけではない!中大兄皇子が変えた時間の概念/大海人皇子勝利のカギとなった!? 壬申の乱における大和街道/日本初の条坊制の都 藤原京廃都の裏に参考資料のミス!?/陰陽道、兵法、囲碁、カタカナの生みの親!? 奈良時代のスーパー外交官、吉備真備/1300年で2人のみ達成!? 大峰山に伝わる千日回峰行とは?/藤原氏の権力の現れ!? 興福寺が高台にあるワケ ほか

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