写真の青紫の花は、よくテッセン(鉄線・クレマチス属)と呼ばれるが、調べてみると、テッセンは花びらが6枚の別物の花だ。テッセンとカザグルマ(風車・クレマチス属)を交配させて作ったのが、花びらが8枚という写真の園芸品種である。
だから写真の花は「カザグルマ系のクレマチス」と呼ぶのがふさわしいそうで、確かにテッセンよりカザグルマの特徴がよく出ている。つる植物で、公園の花壇のアーチやフェンスなどでも見かける。
なお「花びら」と書いたが、これも正しくはガク(萼)片だそうで、以前、ハナミズキの花びらに見えるのは包葉(葉が変容したもの)だと書いたのを思い出す(5/12付)。
花というのは、奥が深い。以前ある植物学者が「名もない花、などと気安く言わないでほしい。ほとんどの花には名前が付いている」と新聞に書いていた。私も、ちゃんと調べて正しく紹介しようと、自戒しているところだ。
※写真は葛城市・当麻寺参道で撮影(5/14)。
だから写真の花は「カザグルマ系のクレマチス」と呼ぶのがふさわしいそうで、確かにテッセンよりカザグルマの特徴がよく出ている。つる植物で、公園の花壇のアーチやフェンスなどでも見かける。
なお「花びら」と書いたが、これも正しくはガク(萼)片だそうで、以前、ハナミズキの花びらに見えるのは包葉(葉が変容したもの)だと書いたのを思い出す(5/12付)。
花というのは、奥が深い。以前ある植物学者が「名もない花、などと気安く言わないでほしい。ほとんどの花には名前が付いている」と新聞に書いていた。私も、ちゃんと調べて正しく紹介しようと、自戒しているところだ。
※写真は葛城市・当麻寺参道で撮影(5/14)。