何かしようと思ってみるが、体が動かない。 食事を作るので精いっぱいである。 しめ鯖を二匹作った。 おこぼれを奥様は、わたしのお友達に配達に出かけって行った。 それにしても体に力が入らない。 抗生物質を点滴中は、「怖いものなし」の状態だったがと、ふと思ってしまう。 神経細胞が破壊されているので仕方がないのであろうが、私のPC同様に崩壊寸前の状態ではなかろうか。 WIN10にしてみたが調子が悪く、元に戻したら余計に悪くなった。 おまけに、WIN7が怪しいと警告してくる。 以前はそんな事は無かったのに、マイクロソフト様、少し変ではないでしょうかと言いたいが方法が判らない。明日から色々調べてみようと思う。
入院中に頂戴した、シカの後ろ足の一本を本日さばいて頂いた。 癖もなく軽やかな味に満足。 同室の御仁からの差し入れで、冷凍されていたが血抜きが完璧で、臭みもなくオレンジのマーマレイドのソースが良く合い、奥様も満足されてお昼と夕飯でかなりの量が胃袋に消えた。 奥様の友達と、義理の妹の所におすそ分け。残ったのは、二回分のステーキだけである。
もっとも、イノシシ肉もいただいてあるので、当分は野性味満点の肉料理が食卓を飾ることとなる。 ジビエ料理が当分続く予定である。
病気は???。 良いのか悪いのか判断がつかない。 合計二十四日にわたる抗生剤の点滴で「病原菌」もかなり・・・・ 否、全滅してくれたと信じたいのだが、判然としない。 いまだに体の芯が力もとない。
くよくよしても始まらない。 明日は明日の風が吹く。 ケセラセラである。 再び入院の可能性も否定できないのである。
「帰宅のご報告」 二週間ぶりに我が家に帰ってきた。 我が家が一番落ち着く様だ。 たった一匹の「マダニ」に噛み付かれて足かけ六か月。 やっと解放されそうである。 広島では過去に症例がないため、治療が困難を極めた。 中国地方では、「ライム病」の発症例が過去にないため、病名は「神経感染症」とされたが、これから同じ症例が出ると正式に「ライム病」と、保健所が認定するそうである。
感染症についてのいろいろ取り決めがあるらしい。 しかしながら、「ライム病」に効く「抗生物質」だけが効果を発揮した事を考えると、「行政」の仕事の矛盾を感じた今回の入院であった。
それにしても、十五万人が生活する地域のお医者さんの知識が、この程度の水準なのかと、聊か不安を感じる今回の闘病であった。