FX寺子屋 by 葛勝老師

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ユーロ圏の財務相会合で何が打ち出されるのか。 ギリシャ支援は暫定合意か。

2012-11-20 19:02:34 | 日記
<今日のドル・円の動向から>
白川日銀総裁が、次期総理の有力候補である安倍晋三自民党総裁の主張する3%の物価目標やマイナス金利に否定的な見方を示したことを嫌気した円買いによって一時81.10円台まで軟化しましたが、この水準では底堅さを保っていたようです。

ドル・円については、今夜の米・住宅関連指標が直接値動きに作用する可能性があります。 尚、市場は住宅着工件数を84.0万件、建設許可件数を86.4万件と予想しています。 この事前予想に対して、結果が良好ならドル買い、弱ければドル売り、という素直な反応が予想されそうです。

<ユーロ圏の財務相会合で何が打ち出されるのか>
一番注目度が高いのは、ユーロ圏の財務相会合になるでしょう。 ギリシャへの支援は ”暫定合意となるだろう” との見方が大勢です。 合意延期などのサプライズがない限り、平和的に通過すると考えられます。 無難に終わったとしても、”暫定的” になってしまった背景やその先行きへの不安が広がれば、ユーロが軟化する可能性もあるため、いろんな角度から慎重に検討しないとなりません。

ドル・円の軟化や欧州株が軟調に寄り付いたことを受けて103.60円台まで値を下げていましたが、ドイツの新聞が ”ドイツ政府はギリシャに対する既存の支援に加えて、2014年までに140億ユーロの支援を追加することを検討している” などと報道したことを手掛かりに104円台まで値を戻す等、小幅ながらも上下に忙しい展開となっています。 この内容はかなり怪しいと思われます。 ギリシャ支援に積極的でないドイツが急に支援賛成に回るのか。

ユーロ・円は104.50~80の辺りで一度売って見たいところです。 上げ足が速すぎるのではないでしょうか。 

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