FX寺子屋 by 葛勝老師

残りの人生FXに預けた!

命の対価・元1000、初めての拉致に遭遇。 死ぬかと思いました。

2012-11-10 14:22:12 | 日記
昨日から家内が技術供与の為、嘉興市(浙江省)の工場へ来ています。 南通で自炊を始めたこともあり、炊飯器・日本の新米・他食材を持ってくるように依頼していました。 段ボール2箱分を持ってきてくれており、久しぶりに話もあってわざわざ嘉興市の工場へ出向きました。

昨夜は、家内と一緒に夕食をしながらいろいろ世間話や家族の状況を聞き、楽しい一時が送れました。

<今朝の拉致事件発生・28年間で始めての不覚>
今朝、ホテルで朝食を済ませ家内が持って来てくれた大きな荷物を抱えながら嘉興市北高速バスターミナルへ向かいました。 タクシーはバスターミナル迄入ることは出来ず、筆者もどうやって荷物を運ぼうかと悩んでいたところ、中年のおじさんが南通行きの高速バスは時間と場所が変更になったと言うではないか。 嘉興市北バスターミナルに着いたのは7時15分であり、本来高速バスの予定は7時45分で十分な時間でした。 しかし時間が変更になり7時20分と言うので慌ててしまい、中年のおじさんに付いて変更されたバス乗り場に向かいました。 そのバス乗り場で待っていたところ、高速バスではなく小型ワゴン車(750ccクラス)が迎えに来てくれ、今日は高速道路のインターチェンジ入口のバス乗り場に変更になったと言うではないか。

小型ワゴン車の中には、同じ南通行きの若い会社員のような人が既に乗っていたので正しいのかと安心していたところ、高速道路の付近の寂しい場所になると、急にバス代・小型ワゴン車代・サービスチャージと言いながら、持っている金を出せと言い出しました。 監視員が2人もついており、逃げるに逃げられない状況となり、筆者も若い会社員もしぶしぶ元1000ほど出さされました。 

文句を言いだすと、命の保証があるだけ安いと思えと言われました。 いろんな会話をしましたが、やから達には筆者が日本人だとは思ってもいないようであり、難を逃れることが出来ました。 日本人と分かっていたら、今頃はどうなっていたかと思うと恐ろしくなってしまいます。

バス乗り場に来たのは高速バスでは無く、一般国道を走る南通行きの大型バス(会社ではなく個人)でした。 嘉興市北高速バスターミナル付近で嘘を言いふらして、客引きを行い個人バスに乗させる荒手。 客引きは小型ワゴン車の中で金を巻き上げ、無一文状態にして大型バスに乗せ現地から遠ざけるやり方。 高速道路入り口付近の雑木林の中で拉致・監禁されており、提携している個人バスが来れば、バスに横付して車のナンバーなど見せないように素早く大型バスに乗せて現場を離れます。

小型ワゴン車に2人が拉致・監禁されていましたが、1台のバスには1人しか乗せてもらえませんでした。 もう一人の南通の会社員は別のバスに乗せられたように思います。 バスで大騒ぎにならない為にこのような方法を取っているのではないかと思います。 1人の証言では証拠不十分と言う意味でしょう。

この大型バスの車掌と客引きはグルだと思いました。 追跡調査は不可能でしょうが、バスの番号と携帯電話の番号だけは控えておきました。

大型バスの番号 浙A H3717 運転手の携帯電話番号 138ー0148-0770

家内の関連企業のトップは元嘉興市公安局のトップであり、この度の件について調査を依頼しておきました。 無理とは思いますが気分は最悪状態であり、未だ体が硬直しているような感じです。 28年間中国にいますが、初めての大失態でした。

家内からは、命の対価が元1000と思ってあきらめるしか方法が無い慰められました。