FX寺子屋 by 葛勝老師

残りの人生FXに預けた!

ギリシャ国会の採決は無難に可決されそうです。 さてユーロの動向は如何に。

2012-11-07 18:09:50 | 日記
昨日・今日の2日間は上海へ出張していました。 南通から車を走らせ、揚子江にかかる蘇通大橋(南通大橋)を超えて上海に入りますが、何回走ってもこの巨大な橋は走っていて爽快です。 両サイドで10km位はあるのではないでしょうか。 

今日は始めて上海市内を車で走ってみました。 高架橋の上から見る高層ビル街も見ごたえがあります。 車で営業して回っていると、まるで現地人のようです。 土地勘が無いので運転するにも不安を抱えている状況であり、早く上海市内の道路え覚えないとならないと思っています。

<ギリシャ国会の採決について>
ギリシャ国会は、EU/IMFによる支援継続の条件となる財政・構造改革措置について審議・採決を行う予定です。 万一否決されれば、支援打ち切り・ユーロ離脱というシナリオをたどりかねないだけに注目を集めていますが、事前の票読みではなんとか過半数の賛成を確保できそうなので、大事には至らないで済みそうです。

とは言え、今のところユーロがどんどん上昇する展開にはなっていません。 であれば可決後にユーロが上昇する可能性があると言えるかも知れません。 あるいは、もともとギリシャをネタにしたユーロ売りポジションはそれほど多くないため、すでに買戻しが終わっているという事も考えられます。 この場合は、可決されても特に反応を示さない可能性があります。 ギリシャ国会の採決結果とともにユーロの反応も注目されます。

<アメリカ大統領選、オバマ氏再選>
米大統領選挙では民主党のオバマ大統領が再選を果たし、もう4年間最高権力の座に着く事が確実となりました。 ただ、同時に行われた議会選挙で、上院は民主党が支配し、下院は共和党が支配するという ”ねじれ” が継続する公算が高まっています。 このため、来年早々に控える ”財政の崖回避” に向けた議会の取り組みも難航が継続する事になりそうです。

米議会は ”財政の崖” を回避すべきか、せざるべきかで揉めている訳ではなく、崖を回避する方法で揉めている状況ですから民主・共和のチキンレースは共倒れを避けるためにも最終的にはまとまる公算が高いと思われますが、チキンレースが行くところまで行くぞ的な雰囲気を漂わせ始めると市場はリスク・オフに傾く可能性が高まります。

大統領選もオバマ氏勝利で決着した事ですし、世界の金融安定に向け頑張っていただきたいところです。