WESTWOOD -手作りビンボー暮らし-

持続可能な社会とは、必要なものはできる限り自分(達)で作る社会のことだ。衣食住なんでも自分で作れる人が偉いのだ。

なぜログハウス?

2009年01月09日 | ログハウス

 さて、私はなんでログハウスを建てるのでしょう?

 自然の中で田舎暮らしがしたいから?趣味としておもしろいから?老後の楽しみ?
まあ、どれも当たっていますが、最大の理由はできる限りお金を使わずに自分の力で何かを作る事に意味があると思うからです。まず生きるうえで基本的な衣食住はできる限り自分で作る、作れる人が偉い。誰もが取り組む野菜作りはご多分にもれずやりました。味など問わなければ食い物はナントカなる。衣もなんとかなるだろう。ならば住、それがたまたまログハウスなだけです。それは別にログハウスでなくてもよい。お金をふんだんに使えば、命を買う以外はたいていのことはできます。お金を使って何をやったって、自慢にもならない。できてあたりまえ。

 お金ってなんでしょう?稼いだお金は、自分の力、能力の証し?今の世の中そう洗脳しますし、私も一時そう思っていた時期もありました。でも、はたしてそうでしょうか?お金を稼ぐということは必ず環境になにがしかの負荷をかけざるを得ません。お金を持っている(使う)ということは、どれだけ自分が環境に負荷をかけてきたかの証し、指標にしかほかならないという気がしてなりません。

 TVであるクリエイターが「この世に無いものを作る事に意味がある」と言っていました。私も同感です。私(あなた)が、この世に存在したからこそ生まれえたものを作る(創る、造る)ことにこそ、私が(あなた)この世に生まれた意義がある。誰でも作れるもの、誰かが作れるものを作っても意味がない。

 私(あなた)が、この世に存在したからこそ生まれえたもの、その究極のものは私(あなた)の子供たちです。

 そうした意味で次に価値あるもの、それは芸術だと思います。とりわけ文学。小説とか。紫式部がいなければ源氏物語はゼッタイにこの世には存在し得なかったし、ドストエフスキーがいなければ「罪と罰」はゼッタイに存在し得なかった。
 その作家がいなければ決して存在し得なかった世界、物語を生みだす..、作家とはすごい人たちだと思います。

 科学者をエライと思い、なりたいと思っていたこともありました。でも、自然はすでに人間の存在などに関係なく連綿としてあるわけで、科学者はすでにあるものを見つけたり変化させたりしているだけです。まあ、ないよりはマシですが、尊敬するほどのことでもない。

 次にスゴイと思うのは音楽家。絵画、彫刻、工芸のたぐいは、他の人でも似たようなものは作れますから少し劣りますね。

 私もできれば私にしか生み出せない世界を描いてみたい。けれど悲しいかな今のところムリっぽい。なのでとりあえずログハウスや丸太彫刻をやってみます。でも、将来(もう、先行きは長くないけれど)できることなら全く新しい誰にも書けなかった世界を小説に書いてみたい。それが私の夢です。


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