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紀元杉  世界自然遺産「屋久島」  3日目

2011-07-30 09:21:07 | 旅行
いよいよ、最後の日となりました。
1ヶ月35日雨が降る?
林 芙美子著の「浮雲」の最後は屋久島を舞台にしていますが、その中で
「はア、一ヶ月、ほとんど雨ですな。
屋久島は月のうち、三十五日は雨という位でございますからね。・・・・」
と書かれており、屋久島の雨の多さを表現されていますが
私たちは、3日間とも快晴で雨具はいりませんでした。


紀元杉(推定樹齢3000年以上、ほとんど歩かずに見られます)-ヤクスギランド(屋久杉の原生林をゆったり散策)
ー屋久島・安房港(13時30分)-鹿児島・南埠頭ー西郷隆盛銅像ー城山展望台(桜島や鹿児島市内を一望)
-鹿児島空港(19時30分)-羽田空港(21時15分)




ヤクスギランド     標高1010m 50分コース(いにしえの森コース)
屋久杉の豊かな自然を身近に感じ、世界遺産の素晴らしさを体感できます。
参加者で82歳の方も、3日間私達と同じコースをこなされました。  
入り口に、なついている「ヒロシくん」がポーズをとってくれました。



悠久の大自然   7~8月の平均温度20.4℃
切り株更新
放置された切り株の上に苔が生え、その上に新しい種が落ち、新しい木が育つことを「切り株更新」という。
木によってはこれを「二代杉」とか「三代杉」とか呼ぶ。二代三代に渡って生きているからこう呼ぶらしい。



大自然を満喫してきました。



試し切り
 森林軌道や林道がつくられる以前は、屋久杉は、伐採した場所で加工されて人々が背負って里に下ろした。
屋久杉の加工は杉材の特性を生かした刃物による手割りによったので素性のよい柾目の屋久杉が良いとされた。
材の良し悪しを判断するためにおこなわれたのが試し切りで、
残された屋久杉や放棄された残材にその跡を見ることができる。PCより。




倒木更新
 屋久杉の森には樹齢数千年の老樹だけではなく、生まれたばかりの幼樹もみられ、
世代交代がくりかえされて生きている森である。
スギは光を好む植物で、暗い森の中では巨木が倒れて光り溢れる空間ができたときに若い屋久杉が育つチャンスがある。
とくに光があたりやすい倒木の上に着生樹として育ち始める屋久杉が多く、倒木更新と呼ばれている。PCより。




「仏陀杉」

樹齢 : 1800年
樹高 : 21.5m
幹回り: 8.0m

ヤクスギランドは、倒木更新、切株更新など世代交代の森林生態
を手軽に観察できます


       









電話ボックス  当時総工費3000万円で作られたそうです。(ちなみに、ガイドさんがお話されていましたが
お値段も?まちまちですね。)



紀元杉
  樹  高    19.5m 
  胸高周囲    8.1m
  樹  齢  約3,000年
  標  高   1,230m
  着生植物
   ツガ・ヒノキ・ヤマグルマ・サクラツツジ・オオヤクシマシャクナゲ・アセビ・マルバヤマシグレ・ヒカゲツツジ・
   ナナカマド・アクシバモドキ・シキミ・トカライヌツゲ・ソヨゴ・ミヤマシキミ・ユズリハ元杉




一周出来ほとんど歩かずに見れます。



ヤクシカザルの親子と出逢いました。


屋久島ともお別れです。
高速船・トッピーの中から、「薩摩富士」と名高い開聞岳が望めました。


鹿児島・南埠頭からバスで
軍服姿の西郷隆盛銅像




城山展望台より桜島・鹿児島市内が晴れていたので一望出来ました。



鹿児島空港ともお別れです。




飛行機の中から夕日が綺麗に見えました。