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道々の枝折

好奇心の趣くままに、見たこと・聞いたこと・思ったこと・為たこと、そして考えたこと・・・

「深坂越え」ご案内

2024年03月11日 | 歴史探索
目下視聴率で苦戦が続いているNHK大河ドラマ「光る君へ」の次回(17日)放映では、紫式部の父藤原為時が、越前国の国司の守に任官し、国府の武生へ赴任する件りがあるとか。紫式部は越前国の長官に成った父に随伴して長徳2年(996年)に国府の越前武生に赴いている。その2年後の長徳4年(998年)、紫式部は父の赴任時には通らなかった深坂越え(塩津山)の難所を経て、ひとり京に帰る。越前敦賀から近江塩津へ、国守 . . . 本文を読む
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折り合いをつける

2024年03月10日 | 随想
「折り合いをつける」ことは、社会生活を円滑に進捗させる上で極めて重要である。この世は折り合いの「つけっこ」で成り立っている。折り合いのつけ方の上手・下手は、世渡りの巧拙を決めることになる。トラブルの種を蒔かないためには「折り合いの宜しき」が肝要である。「長いものに巻かれる」のは、折り合いをつけるひとつの便法だが、そればかりでは人生が面白くないだろう。ゆるく巻かれるのと堅く巻かれるのとでは、大きな違 . . . 本文を読む
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ソバーキュリズム(Sobercurism)からの帰還

2024年03月08日 | 随想
私のオッチョコチョイ・新しがり屋は老いても熄まず、家族の迷惑の種になっている。「ソバーキュリアスSober Curious」という考え方に興味を抱き、酒好きの私にも、素面(しらふ)の夕べと酔わない生活が可能なものかどうか、早速実践に取り掛かったのは昨年の7月だった。1年半のソバキュリアン生活を実体験した後の今年の2月、考えが纏まり、飲酒を再開した。酔わない飲酒が可能と踏んだのである。意外なことに、 . . . 本文を読む
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コーヒーの花

2024年03月04日 | 飼育・栽培
室内で栽培しているコーヒーの木に花が咲いた。白く清楚な花が、かぐわしい香りを漂わせている。鉢を手に入れて10年になるだろうか。高さは約150cm、一時は水遣りを怠って枯れそうになったこともあった。コーヒーの木を眺めながら、朝飲む一杯のコーヒー、これが老爺には何よりの活力の素になっている。もうひとつ、今盛りの花はムラサキサギゴケ。この齢になるまで、迂闊にもその存在を知らなかった。この仲間にはトキワハ . . . 本文を読む
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日欧城塞比較論

2024年03月02日 | 人文考察
私は小学校の4年生ぐらいからお城が好きだった。小学校は浜松城の二の丸と思しき辺りに在り、生徒たちは隣接する本丸の丘一帯を「お天守」と呼んで遊び場にしていた。 其処には天守台の石垣はあるものの、天守閣は無かった。もともと浜松城には、築城当時から天守閣がなかったらしい。後に要所に石垣を築いたのは、家康が江戸に遷って後の豊臣時代の城主、堀尾吉晴と伝えられている。家康が築城した当時は、急迫する甲 . . . 本文を読む
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