今月の「近江歴史探索行」というか「歴史歩き囓り」は、安土の観音寺城を選んだ。
JR安土駅から仰ぐ滋賀の空は予想を裏切って薄曇り、湖を渡り来る風はまだ冷たかった。
観音寺城は約700年前から戦国末期まで、標高433mの繖山(きぬがさやま)の南斜面に存在していた全国で最大規模の山城である。目下調査中とのことだから、築城年代はもっと遡るかも知れない。また、安土城はこの山の峯続き、安土山( . . . 本文を読む
たまたまリスを目撃したことで、勝手に名付けたリス坂には、ソメイヨシノとヤマザクラが道を挟んで対面している。
ヤマザクラは葉が先に出るのと花色が白いことで地味に見え、華やかなソメイヨシノの付き添いのように見える。
この坂は、台地の北西斜面を斜行しているため、ソメイヨシノの花に直接陽が当たるのは夕方、日中はあまり見映えがしない。だが花の色は、陽当たりの好い川沿いの桜並木に比べると濃いよ . . . 本文を読む