今日13日は中秋の名月。月初めから着々と準備を進めてきた。
先行手配したのは、無くてはならないススキ。野生のススキは穂を切ると、数時間で穂先がチリチリになって風情を損なうので、今年は鑑賞用のタカノハススキの鉢植えを調えた。だがまだ穂が出ていない。買うとき園芸店の店主に穂が出るかどうか確かめたが、請け合わなかった。多分株の大きさが不十分なのだろう。
お月見は数千年に及ぶ、祖先の自然神信仰の時代からの行事、特に孫たちには、月の兎を眺めながら、団子や茹で栗や、茹で里芋に果物などの供え物を食べる楽しみを、記憶に留めてもらいたいと願っている。
生活文化というものは、祖父母から世代を飛び越えて孫に直接伝えなければ消滅を免れない時代になっている。お月見は万事悠長だった昔は何処の家でもやっていたが、仕事や家事に追われる現代の両親には準備が煩わしいだろう。
今夜は晴れそうだ。
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