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ウォーキングカメラマン

“お歩きさん”をした時に出くわした心に残った風景、光景、人物などを撮る!!

新婚カップルで賑わった峠と島

2023-06-06 00:45:24 | 宮崎県

2023年5月2日(火)~5月3日(水)

宮崎市南部の太平洋(日向灘)に面した堀切峠及び青島は熱帯性及び亜熱帯性植物が生い茂り、南国ムードが感じられる。1960年代は新婚旅行カップルがたくさん訪れた。

 

堀切峠付近にある道の駅フェニックスにはフェニックスが生茂る。皇族が1930年に新婚旅行で訪れ、その後、新婚数年目の美智子様(現上皇后)が訪れたことにより、宮崎への新婚旅行人気は高まった。特に青島、堀切峠周辺は「プリンセスライン」として全国に知れ渡った。

日本でこのような海岸地形「鬼の洗濯板」が見れるのは、宮崎市南部にある青島から堀切峠周辺のみ。

JR青島駅(写真中央)。青島の最寄り駅であり、青島神社まで約1km。

JR青島駅から青島に通じる道。

海岸に出た。

海岸沿いにはたくさんの亜熱帯植物があるが植えられたものかな?青島(写真右)は熱帯植物群がジャングルのようになっていて天然記念物に指定されている。

青島に渡って鬼の洗濯板から陸側を撮影。陸とは橋で繋がっているが、砂州で繋がっていて陸繋島の状態。島の周囲は鬼の洗濯板に囲まれている。

亜熱帯植物に囲まれている青島神社。神聖な場所のため祭日以外に青島には一般人は立入禁止だった。明治に入ってから一般人は年間を通じて立ち入ることができるようになった。読売巨人が毎年キャンプで訪れた時に参拝する神社。


杉とマグロと鯉の街を歩く

2023-06-04 01:53:53 | 宮崎県

2023年5月1日(月)~5月2日(火)

日南市油津地区は、江戸時代には飫肥杉の積出港として、昭和初期にはマグロ景気で繁栄し、昭和中期からは広島カープのキャンプ地として知られる。

 

JR油津駅からすぐのところにある商店街。

シャッター店も多く、アーケードの天井はなくなり、柱は錆びてあわれげだった。カープとともにガンバッテ欲しい。

商店街からすぐ国道に出る。国道沿いには百貨店、ショッピングモール、銀行、ホテルがあり日南市の中心部は油津地区かな。

江戸時代に飫肥杉を油津港から積出すために造られた堀川運河。1903年に完成した「堀川橋」は国登録有形文化財。

油津港。昭和初期はマグロ景気で賑わい多い年は、全国から600隻近くの漁船が集まった。

油津港からの風景。正面は国道。港の近くにはマグロ景気で栄えた当時を偲ばせる建造物がある。

港の近くの国道沿いにある重厚な3階建ての建物は金物屋。重要登録文化財。たまたま休業日だったようで、漁具やレトロな商品が店内に並べられているとのことです。

金物店の横の路地は赤レンガ通りと言われる。右は金物店の赤レンガ蔵、左は油津赤レンガ館(元豪商の倉庫)。

赤レンガ通りをまっすぐ進んでいくと、もうひとつ赤レンガの建物があった。さらに赤レンガ通りを行くと堀川運河に出る。

 


鯉とともに歴史を刻んだ球場周辺を歩く

2023-06-03 02:03:16 | 宮崎県

2023年5月1日(月)

天福球場は、日南市が運営する球場。1962年完成、翌年の春季キャンプから広島東洋カープが現在に至るまでキャンプ地として利用している。

 

JR油津駅。天福球場まで約700mのカープ仕様の駅。2018年に塗り替えられ、当時の緒方監督も塗ったとのこと。駅前のモニュメントが鯉ではなくマグロであるが、駅舎をカープ仕様に塗る前からあった。同じ日南市にある南郷駅は、カープの油津駅に続き2020年に西武ライオンズ仕様に塗り替えられた。南郷駅は平成の合併前は南郷町であった。

駅舎内もカープカラー。

街でもカープのキャンプ地であることをアピール。

天福球場。正面玄関前の広島市出身の新井監督を中心とした主力選手のボード。カープは60年以上ここをキャンプ地として利用している。

球場前にあるカープの歴代監督・主力選手のモニュメント。黄金時代の古葉監督、看板選手の山本浩、衣笠、日本シリーズ名場面の江夏、家族で広島市民球場に出かけて応援した大野、川口、金本、江藤、前田、小早川、緒方、野村、懐かしい~。

南海から移籍したばかり江夏がキャンプの時、新人大野の投げる球に光るものがあると見抜き、古葉監督の許可を得て、指導をして鍛えたという本で読んだウンチクを一緒に訪れた妻に話しながら今度はキャンプの時に訪れたいと思った。

 

 


厚焼き卵と天ぷらが名物の城下を歩く

2023-05-31 01:08:26 | 宮崎県

2023年5月1日(月)

日南市飫肥地区は、飫肥藩の城下町として栄え、古い街並みがあり「九州の小京都」と言われる。厚焼き玉子とおび天というさつま揚げが名物。

 

JR飫肥駅。駅舎を見ただけで、小京都のいい雰囲気の街並みをお歩きさんできると思った。像は、もとは町人の盆踊りだったが、後に侍と町人が一緒に踊ることが認められた「泰平踊り」像。

メインストリートの国道沿いは商人通りとして栄え古い商家などが残っている。城下は重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。

国道沿いにある商家資料館。江戸時代の山林王が建てたものであり、内部に入るとよくわかるが飫肥杉が使われている。

国道沿いにある厚焼き玉子屋。他にも厚焼き玉子を提供している店がたくさんあったが、店主の自慢は伝統的なつくり方にこだわっていること。炭火でじっくり時間をかけて焼き、冷やしてたべる。普通の卵焼きとは違い、おやつとして食べる。プリンを堅くした感じだった。

厚焼き卵。

国道から飫肥城に通じる大手門通り。

大手門通りから東に入ったところにある武家屋敷通り。溝(水路)には錦鯉がいる。

飫肥城大手門。門からやたら小学生が出てくると思ったら、飫肥城跡に小学校がある。

大手門をくぐれば見事な飫肥杉の林がある。

おび天の店。厚焼き卵とともに飫肥の名物で鹿児島のさつま揚げと似た感じ。この写真の店の飫肥城前の店舗で揚げたてのホクホクを食べた。

 


野生馬が生息する岬を巡る

2023-05-28 19:22:09 | 宮崎県

2023年5月1日(月)

都井岬は、太平洋に突き出している岬で串間市街地から岬先端まで約20kmもある。天然記念物に指定された野生馬「御崎馬」が生息する。

 

岬の付け根にある都井地区。

都井集落から1km程度歩いて都井漁港に訪れた。

御崎馬が生息しているところに行くには、有料道路の料金所のようなところがあり野生馬保護協力金を支払って車で行ける。

都井岬にある最近の流行っているグランピング。グラマラス(魅惑的な)とキャンピングを掛けた造語であり、高級なアウトドアリゾート。

都井岬灯台。九州で唯一の入場可能な灯台。

都井岬の保護区全域に野生馬は約100頭生息するが、最も多く馬が集まる丘。野生馬なのでエサをあげたり、触ったりするのはNGだが、すぐそばで観察できる。