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ウォーキングカメラマン

“お歩きさん”をした時に出くわした心に残った風景、光景、人物などを撮る!!

引揚者を最後まで迎えた街を歩く

2025-01-26 01:49:33 | 京都府

2024年11月20日(水)

舞鶴は、京都府北部に位置し、福井県と県境の街。戦後、海外から引揚てくる人を最後まで迎え入れた唯一の港がある。

 

赤レンガパーク。旧海軍の倉庫が8棟残る。内部は函館や横浜の赤レンガのようにCAFEやレストラン、土産物屋などに改装されている棟がほとんどであるが、鎮守府が置かれていた頃の資料も展示されている棟もある。

赤レンガの裏は海であり、横須賀、呉、佐世保と同じように自衛隊の船がたくさんあり、軍港だったことを感じる。

旧海軍の魚雷の倉庫だったところは赤レンガ博物館(写真右)となっている。

赤レンガパーク前の街路樹の紅葉。

赤レンガパークから車約10分程度かかる引揚記念館に休館日とわかっていたが、義父が旧ソ連からの引揚者であり、妻の要望で訪れた。引揚記念館がある引揚公園を散策した。

引揚公園内の「異国の丘」、「岸壁の母」の歌碑がある丘からの風景。写真左下が復元された引揚桟橋。

JR東舞鶴駅。引揚者はここから帰還。

JR東舞鶴駅構に引揚記念館の案内と引揚桟橋をイメージしたものがあった。

JR東舞鶴駅前。舞鶴は中心部が東と西と二つある。JR東舞鶴駅がある東舞鶴は、軍港として海軍施設や引揚で栄え、西舞鶴は今回通っただけであるが城下町と漁港で栄えた。

JR東舞鶴付近のアーケード商店街。

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龍伝説が残る短期間県庁所在地だった街を歩く

2025-01-23 01:25:26 | 京都府

2024年11月20日(水)

京丹後市久美浜町は、京都府北西部にある日本海に面した街。明治時代には約3年間県庁が置かれた。海に龍が現れた伝説が残る。

 

丹後半島の海沿いの国道の並木が2~300mだったが色づいてきれいだった。

京都丹後鉄道久里浜駅。京都丹後鉄道の親会社は高速バスWILLERを傘下に持つ。駅舎はお寺をモチーフにしたのではなく明治時代に久里浜に県庁が置かれた時の県庁をモチーフにしている。駅舎入口に「(愛称)龍伝説の里駅」と大きな駅名板を吊るしている。

旧久美浜町役場。旧県庁は数百メートル離れたところだが何もない。久里浜県庁は約3年間だけで豊岡県の設置より廃止された。

街の中心部に小さな川が流れすぐ久美浜湾に注ぐ。コンクリート製の古い橋がお歩きさんにの満足度を高めてくれる。

この先はすぐ日本海(久美浜湾)である。

久美浜湾。鎌倉時代、干ばつで飢餓を心配されたとき、一遍上人が訪れ祈願したらこの湾に龍が出現し雨を降らせたという伝説がある。

中心部。江戸時代には天領となり代官所が置かれこのあたりは賑わっただろう。北前船で富を得た豪商の屋敷が近くにある。代官所跡が県庁となって丹後・丹波・但馬・播磨・美作などを管轄したが、その後播磨・美作などが分離され、豊岡県ができて統合された。

このしろ寿司とは、酢漬けにしたこのしろ(こはだ)の腹にオカラを入れた姿寿司でこの地方の郷土料理。

鉄道の高架橋に記載されているように昔は国鉄宮津線だった。そして北近畿タンゴ鉄道(KTR)となり、現在のWILLER TRAINSの京都丹後鉄道となった。

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古都の南にある酒の街を歩く

2024-05-19 00:03:02 | 京都府

2024年4月16日(火)

伏見は、京都市南部にあり、伏見城の城下町、淀川の水運、宿場町として栄え、米が集まり、良質な水に恵まれ、人の往来も盛んとなり酒造が発展した。

 

伏見大手筋商店街。まっすぐ商店街のアーケードが途切れたところに京阪伏見桃山駅があり、そのまま100m程度のところに近鉄伏見御陵駅がある。友人が伏見にいて学生時代この商店街は何回か訪れ、ここでマックを食べた記憶がある。その時以来だが、同じ場所にあったし、商店街の雰囲気などあまり変わらないような気がして懐かしかった。

さすが京都、筍の店が出店されている。

伏見は、酒蔵が立ち並び、日本的な風情がある。学生の頃、伏見に何度も訪れたが、こういう風情があるところはその頃は全く訪れていない。

月桂冠酒造の通り。この他、伏見には黄桜、松竹梅など、日本人なら誰でも知るような銘柄の酒が造られている。

カッパッパ~ルンパッパ~の黄桜。黄桜酒造が運営している居酒屋、レストランなどあるが休みであった。

十石舟。伏見の酒や各地からの米などを運んだ舟。大型の三十石舟もある。伏見港は豊臣秀吉が伏見城を築造する際につくられた。

竜馬通り商店街。1866年に、この商店街のすぐ近くにある寺田屋で竜馬は襲撃された。

寺田屋。幕末に2度大きな事件の舞台となる。1度目は、1862年島津久光が薩摩藩の尊王攘夷派の志士9人を殺害した事件。2度目は1866 年には滞在中の龍馬が、幕府役人に襲撃された事件。

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日本最後の城の城下を歩く

2021-11-11 00:45:52 | 京都府

2021年9月23日(木)

南丹市園部地区(旧京都府園部町)は、京都府の中央部に位置し、京都の山、川、海の特産物の集散地として賑わった。また、日本最後の城郭建築の園部城の城下町として栄えた。

 

園部城跡は園部高校の敷地にあり、城門、巽櫓、藩士番所が残っている。明治になってから建てられた日本最後の城と呼ばれる。天守閣のような建物は園部高校に隣接する園部公園の建物。

園部城跡から真っ直ぐ500m程度で国道9号線に出る。園部は京都と山陰を繋ぐ国道9号線、JR山陰本線沿いの街であり、何回も通過はしたが初めて訪れた。

園部城跡から国道9号線を横断した付近の街並。

更に進むと古い街並みがある。園部は松茸、黒豆、栗など丹波の山の幸、由良川の鮎の川の幸、日本海の鯖など海の幸を京へ運ぶ際の中間点として栄えた。

古い街並みに南欧をイメージした教会があったので園部川の橋から撮影した。

 

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龍が天に昇るような砂州がある街を歩く

2020-12-05 23:22:55 | 京都府

2020年9月25日(金)

宮津市は京都府北部にある丹後半島の付け根にある人口2万に満たない小さな市。腰を屈めて股から覗くと龍が天の昇ってるように見える砂州"天橋立"がある。

京都丹後鉄道宮津駅。宮津の中心部は駅周辺であり、天橋立は次の駅が最寄り駅になる。宮津は何回か訪れたことがあるが、天橋立しかみてなく宮津の街は初めて。

宮津の中心部を流れる川沿いに長い白壁の塀があり、それが水面に映り落ちた感じを出していた。

現在使われてる木造教会としては日本最古のカトリック宮津教会。川沿いにある。手前の像は明智光秀の娘"細川ガラシャ"であり、宮津の城下を築いた細川忠興の妻として嫁入りした。

カトリック宮津教会の正面。正面は普通の教会に見え、裏の方が趣がある。

市内をぶらついていたら、これまたいい感じの木造教会があった。

もうやっていないがレトロ感溢れるCAFE。

城下町だったので古い街並みが残っている。

白壁の建物は、酒造業、廻船業、糸問屋等を営む、宮津城下有数の商家であり、国の重要文化財に指定されている。

海に出たら、天橋立(山の下の色が濃い部分が天橋立の松林)が見える。

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