2024年12月3日(火)
壇ノ浦(山口県下関市)は関門海峡に架かる関門橋の下付近にある。1185年に源氏と平家の合戦があり平家滅亡に至った古戦場。
関門トンネル人道入口。ここからエレベーターで55m降りたら対岸の門司に繋がるトンネルがある。国道9号線沿いにある。
みもすそ川公園。長州藩が関門海峡を通過する外国船へ砲撃した砲台のレプリカ。その後、外国連合艦隊の報復により壊滅的となった。以後長州藩は攘夷から倒幕へ転換する。幕末だけでなく、園内には源義経と平知盛が闘っている像や碑など源平ゆかりのものもある。
みもすそ川公園から関門橋の下をくぐり国道9号線沿いを下関市街地方面に歩く。
国道9号線から少しだけ入った壇ノ浦にある小さな漁港。夜、ここで電気ウキつけてメバルをよく釣ったが、魚釣り禁止となっていた。
壇ノ浦から少し市街に向かうと、合戦に敗れ、8歳という幼い年で関門海峡に人水された平清盛の孫、安徳天皇を祀る赤間神宮がある。
赤間神宮にある芳一堂。すぐ横には平家の墓がある。耳なし芳一は阿弥陀寺(赤間神宮)に伝わる小泉八雲も紹介した平家怨霊にまつわる怪談。
赤間神宮の隣には春帆楼という料亭があり、1895年日清講和条約が締結された。写真は料亭内にある日清講和記念館。なお、この条約の数年前に伊藤博文がこの料亭でフグを食べ、食用禁止だったのが解禁となった。春帆楼は現在も営業してフグ料理が有名。1回は食べてみたい。
日清講和記念館内。日本側伊藤博文、陸奥宗光、清国側李鴻章が国の代表として会議に臨んだ時のテーブルや椅子がある。
春帆楼から国道9号線を横断して関門海峡に再び出た。下関に暮らしていた頃、この辺は工事をしていたがすっかり整備され、海峡沿いに水族館、遊覧船、市場、タワーどが新設されたりリニューアルされ観光客もかなり増えたようだ。
亀山八幡宮。ふく(下関ではふくと呼ぶ)の御朱印や絵馬、世界一と言っているのふくの像がある。また長州藩士久坂玄瑞らにより外国船を攻撃した亀山砲台跡がある。
すごい!広島から下関まで歩いたのですね。
歩きと言えば、下関には「維新海峡ウォーク」という大規模なウォーキングイベントがあります。
途中、関所(休憩所)が何か所か設置され、いろいろなイベント、やボランティアの人達のお茶などの接待があります。
コースも昔と変わりなければ東行庵、長府城下町、関門橋の下、赤間神宮、亀山八幡宮、唐戸など名所旧跡や景色がいいところを通るのでおすすめです。