ウォーキングカメラマン

“お歩きさん”をした時に出くわした心に残った風景、光景、人物などを撮る!!

大震災から復興した世界三大漁場に面した漁業の街を歩く

2024-08-29 00:39:04 | 宮城県

2024年7月24日(水)

気仙沼は、世界三大漁場のひとつである三陸海岸の南部に位置する漁業の街。東日本大震災では、地震のみならず津波、火災の甚大な被害を被った。

 

昼間は暑いので、朝食前に一人で2時間程度気仙沼漁港周辺を歩いた。宮城県以外からも全国各地の漁船が停泊していた。この時期、気仙沼はカツオのシーズン。土佐清水や枕崎がカツオ水揚げ日本一と思っていたが、ここを訪れて初めて気仙沼が日本一ということを知った。その他に気仙沼は、サメ、メカジキ、サンマが有名。

気仙沼漁港にある森進一のヒット曲「港町ブルース」の歌碑。震災前ここに訪れたことがあるが、この歌碑は被災して2代目のこと。被災前は別の場所にあったが、ほぼ同じように再現されていた。震災の時、地震、津波だけでもとんでもないのに、この湾の海上が燃えて、まさに火の海だった。

「港町ブルース」の歌碑がある湾の対岸の風景。正面の教会は結婚式場だった。

「港町ブルース」の歌碑からまっすぐ湾の奥まったところには、少し前に放映されたNHK朝ドラ「おかえりモネ」のヒロインの生まれ故郷である大島に行く遊覧船乗り場がある。

遊覧船乗り場から少し行ったところには、古くからの商店街(多分、震災前にお歩きさんしたところか?)があったようだが新しい建物ばかりで、きれいに整備されていて全く以前訪れたところかどうかわからない。

リアス式海岸に面した街なので、坂が多い。港からかなり坂を歩いた高台なので、このあたりは津波の被害は受けてないので、震災前から既に発展していた通りかな。

南気仙沼駅。気仙沼市の中心駅だったが、津波被害により流失した。中心駅がどのようになっているか行ってみたら、線路がなく、そのうちバスが来た。JR気仙沼線の一部区間は、鉄道駅ではなくBRTとしバス専用道路を設け運行されている。BRTになっていることを知らなかった。

宿泊先の旅館からの風景。旅館は津波で全壊しているので、この周辺も同じように津波に襲われたと思える。この旅館は被災の7年後に再開。気仙沼ならではのホヤ、フカヒレ、カツオ、殻付きウニなど地元の海の幸が盛りだくさんだった。特にサメのハツ(心臓)の刺身は初めて食べたが、規制されて食べられなくなったレバ刺しのような感じで美味しかった。

気仙沼漁港の近くにある「気仙沼海の市」というショッピングモール。“ホヤぼーや“というのは気仙沼のゆるキャラ。初めてこのキャラを知ったが、宮城県ではかなり有名で人気があるとのことで、シール、ヌイグルミなどたくさんのグッズが売ってある。

気仙沼漁港の近くにある観光客向けの「気仙沼お魚いちば」

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金色のお堂が有名な寺

2024-08-21 01:57:30 | 岩手県

2024年7月23日(火)

中尊寺(岩手県平泉町)は、奥州藤原氏ゆかりの寺。世界遺産に登録された寺であり、3000点以上の国宝、文化財を所有しているが、中でも黄金に輝く金色堂は有名。

 

有名な寺なので参道にもっと土産物屋、飲食店、旅館などあってもいいが、中尊寺入口付近に数軒の飲食店があるだけ。

ここから登っていくことになるが、酷暑だったので少し歩いても汗が出る。

参道を登ると伊達藩によって植樹された樹齢300年を超える杉並木がある。日蔭を作ってくれありがたい。

中尊寺に咲くユリ。平泉に訪れる途中でもよく見かけた。

坂を上がったところからの眺望。北上川(写真右上)、大きく蛇行するJR東北本線、それに交差する国道4号線が見える。

中尊寺本堂。

本堂の仏像。

パンフレットや旅行雑誌などでの写真がこの堂が使われるので、中尊寺のイメージはこの堂であるが、これは金色堂を覆う堂であり、金色堂は撮影禁止。この内部に大きなガラスケースがあり、その中に黄金色に輝く金色堂と金色堂内部の金の仏像がある。

芭蕉像。奥の細道で芭蕉は中尊寺に訪れ一句残している。

中尊寺の境内にある神社。この神社には能舞台がある。

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日本で唯一の完全手漕ぎの舟下り

2024-08-18 01:11:53 | 岩手県

2024年7月23日(火)

猊鼻渓(岩手県一関市)は、北上川支流の砂鉄川沿いに絶壁が2km続く景勝地。船頭の棹一本による完全手漕ぎの舟下りは日本ではここだけ。

 

猊鼻渓の船着場付近。JR大船渡線の列車がたまたま猊鼻渓がある砂鉄川に架かる鉄橋を通ったので咄嗟に撮影。JR猊鼻渓駅が近くにある。

宮城県在住の義姉夫婦に連れてきてもらったが、「猊鼻渓」という名を聞いたことがなく存在を知らなかった。舟の数はそれなりに多かったが、直近で出発する舟は満員で乗れず、1時間待つことになった。思ったより人気がある。

船着場のほんの少し下流にある川の段差。舟はこの川の段差を通らない、つまり舟下りならぬ舟上りかな。

1時間待って、乗船。船頭さんが棹を操りながら説明してくれる。日本で唯一モーターを付いていない完全手漕ぎはここだけと説明があった。

猊鼻渓は舟に乗らない限りは絶壁の渓谷を見れない。絶壁にカモシカもよくいるとのことで期待したが見れず。全く知らなかったが、満足できる景勝地だった。観光客が多いのもわかる。

絶壁に洞窟があり、祠があった。

折り返し地点の船着場(写真右下)に上陸。

絶壁の穴に「運玉」を投げて、入れば願いが叶うという運試しができる。

上ってきた道を折り返す。ウグイがたくさんいてエサをもらえるかと思い舟についてくる。帰りは、船頭がこの地の民謡を唄ってくれる。

上ってくる団体の舟と次から次へとすれ違う。上陸も含めて所要1時間20~30分。秋は紅葉、冬は雪で白くなった山水画のような景色も楽しめるとのこと。

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二つの郡の町が合併し旧国名が町名となった町の高原付近

2024-08-13 23:38:57 | 鳥取県

2024年6月13日(木)・6月15日(土)

鳥取県西伯郡岸本町と日野郡溝口町の平成の合併により、鳥取県西部の旧国名の伯耆町が誕生した。この町の有名な観光地である、伯耆富士こと大山の山麓にある桝水高原付近に行った。

 

伯耆町小林集落。この集落にある蕎麦屋にランチのため訪れた。実家から車で30分程度だが、初めて訪れたし、集落名も初めてきいた小さな集落。

古民家を改装した蕎麦屋。

食後、少しだけ集落内を歩いた。

石州瓦の屋根の家が結構ある。

集落のはずれに来ると、実家の付近から見る大山とは全く違った形の大山。枡水高原からの大山と同じ形であり、富士山のようである。

大山が見えるところから振り向いた集落内。

小林集落より少し下った丸山集落にある大山ガーデンプレイスからの大山。ランチして実家に戻る時、立ち寄った。

枡水高原教会。門出を祝うような晴天でアツアツ。幸せにね。

枡水高原教会からの眺望。今さらながら、枡水からの景色がこんなよかったとは。弓ヶ浜半島、島根半島、美保湾、中海、宍道湖、米子市街。写真には写ってないが遠く三瓶山まで見えた。

振り向けば大山。

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花の御寺のアジサイ

2024-08-09 21:58:38 | 奈良県

2024年6月12日(水)

長谷寺(奈良県桜井市)は、「花の御寺(みでら)」と呼ばれ四季を通していろいろな花が咲き誇る。梅雨にはアジサイが見ごろとなる。

 

長谷寺の入山口付近。初瀬山にあるので入場券ではなく入山券。アジサイは3,000株と、鉢植え500鉢。ちなみに長谷寺を代表する花はGW頃が見ごろの牡丹であり7000株。

最近は他の神社仏閣でもよく見かけるようになった手水鉢のアジサイ。

登廊の側にあるアジサイが少しあった。時期が終わったので花はなかったが牡丹の茎がたくさんあった。

登廊を登り切ったところにあるアジサイ回廊。

アジサイ回廊を登り切ったら、アジサイの背景に朱色で美しい五重の塔が見えた。

本堂から撮ったアジサイ。

本堂とアジサイ。

本堂から突き出して舞台があった。清水のような舞台があった。五重の塔が眺望できる。

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