CHESTNUTS's Living

Living・・・意味は「暮らし」
(なるべく)手作り、平穏で安心できる暮らしを目指しています・・・

東京フィル・ニューイヤーコンサート2010

2010-01-07 12:56:31 | のだめ&クラシック
最近の記事、クラシック関連ばかりで、これでレシピブログ参加中♪って言っちゃうのってどうよ?

…て思う。 ホント、すみません…


で、またクラシックですよ… いっそのこと、クラシックブログに登録すべきかどうか…
あぁ、でも正真正銘のクラシックファンの皆様から見たら、私などまだまだひよっこだしなー
それはまたそのうちにすることにして(逃)







東京フィルハーモニー交響楽団・ニューイヤーコンサート2010

2010年(平成22年)1月3日(土) 15:00開演 @Bunkamuraオーチャードホール

  指揮    :井上道義
  ピアノ   :菊池洋子
  ヴァイオリン:郷古 廉(ごうこ すなお)
  司会    :朝岡 聡


            



第1部  デュカス:交響詩「魔法使いの弟子」
    ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調
    武満 徹:グリーン

第2部  アンダーソン:プリンク・プランク・プルンク
             タイプライター
     ショパン  :『レ・シルフィード』より
              “ワルツ”op.70-1
              “マズルカ”op.33-2
              “華麗なる大円舞曲”op.18
    ハイドン   :ヴァイオリン協奏曲第1番 ハ長調より第2楽章
  ショスタコーヴィチ:バレエ『明るい小川』より“ワルツ”
   J.シュトラウスⅡ:春の声


1年前のニューイヤーコンサートの時から、絶対次も行くぞ!って楽しみに待っていたのです。
しかもミッチーの指揮(井上道義氏ね)だし、きっと楽しい!
生ミッチーは、これで3回目です。


いつも普通の指揮者(黒の燕尾服)とは一味違ういでたちだけど、今回は黒服でしたよー
でも燕尾服じゃなくて、襟のない背広でした。

ロビーでは ソロ奏者・ミッチー指揮CDの他、のだめ映画サントラも売られてて、「魔法使いの弟子」と「「ト長調」が今回演奏されます!ってさりげなくPRされておりましたよ。


さて一曲目デュカス「魔法使いの弟子」
デュカスという人は大先生なのだそうでして、厳選した作品しか代に出さなかったのだそうです。
だから他に有名な曲がないのね~
で、デュカスの影響を受けたラヴェル・武満徹を選曲したのだそうで、ニューイヤーと言えばウィーン&ワルツ!というのは他のオケにお任して、ここではフランスの香り漂う第1部にした…のだそうですよ。

ラヴェル「ピアノ協奏曲 ト長調」
これ…本当に残念なんだけど、せっかくのラヴェルの緻密なピアノなのに、音が聴こえなかったの!
響いてこないっていうか。
私の席は1階の右側だったんだけど、位置も悪かったのかなぁ。
去年の2階席1番前の列は本当にいい席で、オケ全体の音のバランスがよく分かったんだけどなぁ。
ピアノの演奏者も、本当はモーツァルトが専門みたいだし…
残念。

武満 徹「グリーン」
子供のために書かれた曲。予習の段階から、よく分からなかった。好みの問題?
「ノヴェンバーステップス」という小澤さんが指揮した、とても有名な曲があるそうですけど…(一応持ってるので、今度聴いてみよう)
ミッチーの話によると、新緑の頃(別荘のイメージ)外からは遊んでいる子供たちの声が聞こえる。自分の子も2歳になったし、一緒に外で遊びたいのになぁ…
でも目の前の机には依頼された「ノヴェンバーステップス」と「尺八の~」があって、これも自分の気分じゃなくて、それを書きつつ同時進行で作ったのがこの「グリーン」なのだそうな。
すごいよなぁ、べートーヴェンの「運命」と「田園」みたいだ。


第2部の1曲目、アンダーソン「プリンク・プランク・プルンク」
夏に一度聴いてるし、11月にもぎぎ先生のも聴いてるから、これで3度目。
かわいくて遊べる曲。コンバス隊の楽器くるりんが楽しい。

アンダーソン「タイプライター」
パーカッションの人がタイプライターをホントにカチカチと打って、これも楽しい~♪

ショパン「レ・シルフィード」
ショパンの音楽をバレエ化したいと考えたダンサーの注文により、オーケストレーション(オケ用に編曲)された曲。
「レ・シルフィード」とは風の精。
8曲から構成されており、その中から「ワルツ」「マズルカ」「華麗なる大円舞曲」をセレクト。
2010年はショパンの生誕200年に当たるため、この選曲なのだろう。
今年の「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」もショパンだし、今年はあちこちでショパンの企画がありそうだなー、のだめちゃんのショパン弾くしね♪

ハイドン「ヴァイオリン協奏曲第1番 ハ長調より第2楽章」
昨年2009年はハイドン没後200年に当たったため、私が聴きに行ったコンサートでもハイドンは多かった。
ちなみに2009年はメンデルスゾーン生誕200年でもあった。
ハイドンを近年演奏することは少ないのか?探してもCDがあまりなくて「交響曲集」とか「協奏曲集」とかちょっと値の張るものが多くて、買うのにちょっと迷った。
ヴァイオリン奏者の郷古君は16歳になったばかり!の期待の新鋭だそうである。

ショスタコ―ヴィチ「春の小川」より「ワルツ」
ちょっと悲しげ。

J.シュトラウスⅡ「春の声」
ラストは、こってこてのウインナワルツで締め!

全体的には、いかにも「ニューイヤー!」ではないコンサートでしたよ。
ていうか、指揮者さんが、あえてそうしなかったんだろうなっていう意図を感じました。


そうそう、お正月なので、最後にお楽しみ抽選会ってのがあったんです。
ホテル宿泊券や飛行機チケットなどゴージャスなプレゼントのあと、最後に登場するのは東京フィルハーモニー「ラデツキ―行進曲」を指揮する権利!!なのですー!!
すごいでしょ!?
去年もそうだったけど、今年も当たるべき人に当たったみたいです。
前日の「ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート」で「ラデツキー」を見たばかりっていう方に当たり…これって好きな人しか見ない番組ですよねぇ。
(私は知ってたけど、家事がたんまり残ってたためスルー)
ミッチーから指揮棒を受け取って いきなりオケに前に立ち(私の隣に居たお兄ちゃんが「え、いきなり指揮するの!?」って驚いてた)、指揮を始めたんですよー!
ちゃんと振り返り、お客さんに向かって手拍子したりして、いやいや、なかなかの指揮っぷり!お見事でしたー!
指揮棒はそのままお持ち帰り、勿論マエストロのサイン入りでごじゃいますよ。

好きな人にとっては最高のプレゼントですよねー!
おめでとうございました!
見てる私まで嬉しくなっちゃいましたよ。



オーチャードホールを出て、せっかく東急に来たのだからと 念願のドゥ・マゴ・パリへ行くべくお店を探してたら、Bunkamuraショップっていうのを発見。
お洒落な音楽関連グッズが色々並んでました。
オペラグラスとか、音符柄ハンカチ・手ぬぐいとか、ポーチ、ストラップ等など。
1月中旬の「のだめオケ」ポスターまで貼ってあるし。
いや~会場でCDも売ってるし、のだめパワーってすごいなー!って…
でも、よくよく考えたらそのコンサート、NHKとオーチャードホールの2ヵ所だったんだわ…

で、家に帰って自分のチケット確認したら、オーチャードだったんですよ。
すーっかり忘れてたぁ。
Bunkmuraのニューイヤー、来年はどうなるかまだ分からないし、だからドゥ・マゴ・パリに行くのは今回しかない!って頑張ったのに…自分のおばか加減に呆れます…


ドゥ・マゴ・パリのテラス席にて、キッシュ(フランスパン・サラダ付き)とコーヒーをいただきました。
きなこさんのとこで、「コーヒーをピッチャーに入れてくれる」ってのを見て、どーーーしても行ってみたかったのですよー♪

デジカメを忘れたため画像がなくて残念(携帯からの飛ばし方も分からず)、
冷めないように保温できるポットに、コーヒーが3.5杯分も入ってましたー
カップは小さめなんですけどね。


いろいろと楽しい東京一人旅でした(?)
行かせてくれたおっと・ぽんちゃん・りィちゃん、ありがとう
(って言っても、クラシックに付き合ってくれる人は居ないんですけどね)