和歌山にて

 
最近、胸のすくよなセーリングしましたか?

今年はテーザーの全日本に出場しませんでした。協会のいろんな業務にもう押しつぶされそうで、どうしてもスイッチが入らなくて・・・。そしたらテーザーフレンドのウドさんに言われました。
カモ~ン, it`s not your style, sail on the water anyway !!

最近、自分の中に楽しいヨットと楽しくないヨットが存在してます。ホビでの活動は仲間とワイワイその点はまことに楽しくて、いつもみんなに救われてるけれど、フネの外に目を向けると色々腑に落ちず思うところもあります。私にはあまり縁のない他のレースシーンもしかり。気が滅入るような問題や、お金とか、組織とか。ヨット界のボトムをガッツリ支えてるわたしみたいな末端のセーラーから見て、夢のあるワクワクするようなシーンは、今あんまり見当たりません。そんな事ぼやいたからってどうにもならないけど。あ、でも、ちょっとワクワクすることと言ったら、ちょいわるオヤジ斉藤実さんの更なるチャレンジでしょうか。いつかヨットでうんと遠くへ行きたいと思ってるひとりとしては。

全日本は出なかったケド、せっかく和歌山まで行ったので、レースが終わった後O谷さんが持ってきたピカピカのbrand-newテーザーに乗らせてもらいレース海面を走り回りました。

久々の、スイスイ走るテーザー。
ほっぺに感じる風。
2本指でつまむティラー。そこから感じる空気みたいに軽いヘルム。
びてい骨で感じる加速のG。
突然動き出した眉間に埋め込まれたスピードセンサー。
ほんの短い間だったけど、わたしは生まれ変わってすっかり別人になってました。


人それぞれ色んなヨットがあるけれど、わたしはこれからも、自分のお金で、身の丈にあった自由なヨットを続けていこうと思います。シンプルに、等身大にやってれば、背伸びも虚勢も必要ないし、何も期待しないしされないし、計算・画策・思惑なんかも関係なく、自由な心でいられます。結局、長く楽しみ続けるためのカギはいつだって万事そこであり、とにかく海に出て、気の合う仲間に囲まれてもうこれ以上、ムリ!ってくらい楽しんで、そのままおばあちゃんになって、笑いながら死ぬのです。そういう、幸せな女ヨット乗りでいようと思います。ちっちゃいまま、普通に。

なので、えーと・・・、
とりあえずボヤくのやめて、笑いながらヨット乗ることにします(阿呆)。
これからのセーリング界どうあるべきか?机上の議論もいいけれど、そんなことより胸のすくようなセーリングをしましょう。

That`s the spirit!
いい風が、吹いてきました。
 
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