今日一日だけ生きてみよう

卯月タラの日々のつぶやき

未解決の課題が。

2014-06-03 20:34:32 | タラの日記

昨日、カウンセリングスクールの授業の前に、ロールプレイの録音、第3回目を終えた。前期はこれで録音はおしまい。
なんせ、トップバッターなので、始まりも早かったし、終わりも早いのだ。まだ1回目の録音もしていないメンバーもいるのよ。
ま、録音は終わったけど、それを逐語録に起こして検討して、前の2回分と合わせてケースレポートを書かなくちゃいけないので、これからが大変っちゃあ大変なんだけど。

今年度のクラスで「逆転移」について習って、言葉としては知っていたけど体験として逆転移というものを知って、どうしてクライエントさん(今は練習だからクラスメイトだけど)のこの言葉にこんなに反応したんだろうとかって考えていくうち、自分の中にまだまだ解決していない問題、課題がたくさんなるなあと驚かされる。
私がカウンセリングを受け始めたのはもう20年も前のこと。
今の主治医の先生が話を聴いてくれているのは「カウンセリングじゃなくて診察」と先生自身は言うけど、時間も毎週50分取ってくださるし、素人の私にはよくわからないけど、ロジャーズ派じゃないにしても、それはそれでカウンセリングだと思っている(精神科の先生だから、「精神療法」っていうのかな、「精神分析的心理療法」? よくわからないけど)。
去年の担任だったA先生のカウンセリングも、ここ数年は年に数えるほどだけど、その前は十何年も受け続けていた。
なんとなく、それで、私は自分の問題はあらかた解決を見たと思っている節があった。
自分を見つめること、掘り下げることを、自分はしてきたと、思っていたのだ。

ところがどっこい。
自分がカウンセラー役でロールプレイをしていくと、ニュートラルでいることのなんと難しいこと。なんと揺さぶられることか。
あんなこともこんなことも、まだ何も解消していないのだ。
カウンセラーとしてでなく、人間としての成熟という面からして、なんという未熟な、と言わざるを得ない。
自分のことが、何も見えていなかったことに愕然とするのだ。
まだ整理しきれていないさまざまな問題、課題。
「これまで何をしてきたんだろうって話だよね」と言ったら、先週の土曜、主治医の先生は「掘り下げる暇もなくいろいろなことが起こりましたからね」と言ってくれた。
そう、降りかかる火の粉を払うだけで来てしまった。
これからでも、少しずつ成長していけたらと思う。

このところ、若い女友達から薦めてもらった小説をずっと読んでて、もうすぐ読み終わるので、明日あたり図書館に次のを借りに行こうかと思っている。今、読んでいるのは、川上弘美さんの短編集。なかなか好みのタイプの作家さんだ。
読み始めのころは「誰にでも書けそうじゃない?」と感じたけど、読み進むうちに「これはこの人だから書けるんだ」と思った。
2冊読んだけど、もっとほかのも読んでみたい。

今日は、日本カウンセリング学会から届いた機関誌も読んだ。論文が何本か載っていて、難しくて全部一気には読めなかったけど、興味深いものもあった。それにしても、論文が書けるってすごいことだなと、論理的思考のできない私は思ってしまうのだわ。

なんだか暑くなってきたけど、みなさん、熱中症に気をつけてくださいね。
では今日はこの辺で。
おやすみなさい。

コメント
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