今日一日だけ生きてみよう

卯月タラの日々のつぶやき

ズタズタ。

2011-09-07 23:48:50 | タラの日記

昨夜から具合悪かった。

「自殺遺族」で検索して、いろいろなサイトを見てて、ちょっとヘンなところに行ってしまった。
管理人さんが子育て中のママさん。双子のように仲の良かった妹を自殺で亡くし、うつ病で治療中。母親が統合失調症、夫もうつ病で苦労している様子。
妹の死後、いろいろな本を読んだり多くの人と触れ合い体験談を聴いたりして、自殺遺族支援サイトを立ち上げたとのこと。
そこまでは立派。

怖いと思ったのは、その管理人自らが、チャットとメールで「傾聴カウンセリング」を行っている、というところ。
チャット30分2000円が基本料金らしい。
彼女は「心理学を学んだことはなく、心理職の資格は持っていない」、けれど「当事者としての経験は豊富にあるので、あなたのお話を『自分の経験に重ねて』、親身に『傾聴』します」という。

無資格で、「傾聴」の意味もわからずにカウンセリングって、一歩間違えたら「人殺し」です。
文章を読む限り、苦渋の人生を生きてきて、「誰かの役に立ちたい」という善意から行動しているのは、痛いほど伝わってくる。
だから怖いと思った

私もつらい経験はまあたくさんしている。似た苦しみを抱える誰かの役に立ちたいという思いは、ずうっと持っている。
そして、今の学校に入るまで、「自分は人の悩みを親身になって聴けるほうだ」と思い込んでいた。
でもそれは多分、一部の親しい友達の話とかに限った話だ。
当事者としての経験なんて、感情移入しすぎるだけで、聴き手として何の役にも立たない。
自分の子どもしか育ててない人が、「私は子どもを育て上げたから」と、人の子育てに偉そうに口出しするのと一緒。
あんたはあんたの事例しか知らないでしょ、ってこと。

無自覚に「善意」のもと「人殺し」しかけているその人のサイトに、「おえ」っていうほどの嫌悪感と怒りを感じ、昨夜は気分の悪いまま眠りについた。

今日は市役所に用事があったんだけど、昨夜の怒り(私もこだわりすぎなんだけど)と体調不良でイライラし、通り魔殺人とかしそうで出かけるのをためらっていた。
そこに、ちょっとした出来事(刺激)があって、キャパを超えてしまい、それを愚痴ったことで娘と大喧嘩に発展。
お互いに具合が悪かったということなのだと思うけど、娘の一言に自分の人生と存在価値のすべてを否定されたように感じて、ものすごく傷ついた。
逃げるように、泣きながら市役所に行って、用事を済ませたのだけど、涙が後から後から流れるし、もう家にも帰れない、どこにも居場所がない、と途方に暮れて、気がついたら主治医の先生のいるクリニックに向かうバスに乗っていた。

予約日でなかったので、迷惑にならないように短く話して去るつもりだったのに、号泣。
結局、クリニックが閉まる時間まで1時間半ぐらい、処置室で休んでから帰ることに。
先生がやさしく対応してくださって助かったけど、家の玄関のドアに着くまで、涙は止まらなかった。
ドアのところで、口をぎゅっと結んで涙を拭いた。
何事もなかったかのように、子どもたちが迎えてくれたけど、私の中のわだかまりは解けない。

子どもに甘えて愚痴ったのがいけなかった。
家族だし、もう大人だと思って、つい甘えが出た。
私はどこで愚痴を言えばいいのかな。
って、ここで言ってるけどな。
いつもいつまでも親でいるって、つらいな。