ようこそ、卯月です。
昨日は雪の中、カウンセリングに行ってきました。寒くて、長いウールのコートを着ていきました。
私はもう死んでいる、みんなともういる世界が違うんだ、もう生き返れない、と話しました。
死んでしまったR子さんの呼ぶ声が聞こえる、とも話しました。タラさん、助けてって、頭の中で呼んでいる、と言いました。
先生は「それは大変だ。そんな声が聞こえたら怖いでしょう。頭を休める薬を出しましょう」と言って、薬を増やしてくれました。
「ずっと、こっち側の世界にいてくださいね」と先生は念を押すように言ってくれました。
ずっとこっち側の世界に。
みんなのいる場所は、なんだかまぶしい。私は闇の中にいて、もうもとの世界には戻れない気がしている。
許されない気がしている。
中途半端なところに、私は今いる。
生きているとも死んでいるとも言えないような場所だ。
リビングで頭の上まですっぽり毛布にくるまっていると、自分の息遣いと体温を感じる。
そんなとき、生きているのかな、と思う。
生身の身体が、ここにある。
でも、魂は抜けてしまったのかもしれないという気もする。
自分の中に、自分はいない。
こっち側に今、私はいるのかな。
わからない。
R子さんの声を聞こえなくする薬を、今朝から飲んでいる。
それが彼女を見捨てることになるような気がする。
私を呼んでいるのに、その声を私は消そうとしている。
そうして自分だけが生き残ることが、いいのかどうかわからないでいる。