無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

Azumino自給農スクール10月(i稲刈り&脱穀)

2012-10-28 06:54:34 | 自然菜園スクール
本日、
昨日は、Azumino自給農スクール田んぼコースの稲刈り脱穀でした。
本日は畑コースの日でしたが、雨ですので、室内で座学で自然菜園を学びます。


一面黄金色の田んぼ。
イセヒカリと農林48号の稲刈りです。


刈った稲を結束する方法は、昔ながらのワラで縛る方法も学びました。

横一列になって、ワラを両手で持ち、しっかり束ねていきます。


ワラで縛った様子です。昔からの知恵です。

ワラで縛ることが出来るようになると、野の草や花を草で同様に縛ることが出来るので紐を持ち歩かなくてもよくなります。


田んぼの隅では、引き上げられた合鴨がのんびり毛づくろいなどしながら、稲刈りを見学しています。


合鴨と鯉を入れた田んぼは、例年以上ぬかるみが多くなり、バインダーがかなり使えない場所があり、結局半分くらいみんなで手刈りしてしまいました。

来年は合鴨の羽数や、排水に工夫をしようとおもいます。
毎年の反省と改善が、無農薬栽培ではとても大切です。


自給農スクールでは、機械を使わない伝統的な農業から、一昔前の古い農機具を使った自給農向いた農業の指導も行います。

写真の機械は、バインダーといって、人でいえば刈った稲を束ねるところまでやってくれる優れた機械です。


15年前の現役中古バインダーで、刈っていくにはコツが要ります。
そのコツを経験しながら学びます。


これもハーベスターという昭和の初期の木製部品のところもある中古機械です。

刈って干しておいた稲の脱穀、風選を同時にやってくれます。

農機具の事故は絶えません、途中お茶や休憩をしながら、機械も人も休ませながら集中力を保ちながら行います。

また、途中メンテナンスしながら、行うことで機械に無理をしいないことも大切です。

週末農業で自給する場合、昔の機械はありがたい味方です。
大切にしたいものです。


最後にハザ掛けしていきます。
現代の稲作は、ハザ掛けが減り、全自動刈り取り機(コンバイン)による刈り取り後、機械乾燥が一般的になってしまいましたが、

スクールでは、美味しさ重視なので、みんなで協力し合いながら天日干ししていきます。


西に山が近いこともあって、17:00で薄明かりの中野良仕事が終了し、
来週の脱穀まで、あとは、お天道さんにお願いいたします。

スクールでは、採れたお米をみんなで均等割りにし、持ち帰ることができます。
自分たちで育てたお米を自宅で食べる喜びの分かち合いです。

今年のお米の味を噛みしめ、大切にお米の生命をいただきたいと思います。

次回は、11月4日(日)に、脱穀と日本蜜蜂の採蜜を行う予定です。



11月30日(火)NHKカルチャー(i-City21松本教室)
「日本みつばち自然養蜂のはじめ方(秋冬編)」

同場所で、毎月行われる自然菜園講座「無農薬・ずくなし家庭菜園教室」のご案内はこちら


【拙著のご紹介】

『これならできる!自然菜園』


『コンパニオンプランツで失敗しらずのコンテナ菜園』

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