無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

Azumino自給農スクール10月(在来蕎麦の脱穀)

2012-10-17 07:56:18 | 日々の自然菜園
本日、のち、の予報。




Azumino自給農スクールで、1週間前に刈って島立ちした在来蕎麦がすっかり完熟し、真黒な見事なソバの実をなりました。

昔ながらの「蕎麦の島立ち」で天日干しすることで、蕎麦の実は更に美味しく充実してくれます。


カラカラに乾いた蕎麦の実を脱穀するために、今回は、板などに叩きつける脱穀方法と、


昔ながら農器具「足踏み脱穀機」を使って脱穀しました。


足踏み脱穀機」は、足踏みミシン同様、足でペダルを踏むとドラムが回転し、蕎麦の実を脱穀してくれます。

今風にいえば、非電化脱穀機ですね。


脱穀することで、枝から実と枯れた葉などが脱粒できました。


これも非電化の農機具「唐箕」を使い、枯れた葉などゴミを飛ばし、蕎麦の実を寄り分けます。


より分ける仕組みは、手でハンドルを回すことで、風を起こし、軽いものを飛ばし、重い実のみ残します。 

今回紹介した昔ながらの手作業による蕎麦の脱穀は、一見すると機械化された今日の蕎麦栽培からすると非効率かもしれません。

機械で行う場合は、畑に回転式収穫カゴを備え、収穫と同時に脱穀も行い1人で、多くの面積収穫できます。
ただし、脱粒しやすい蕎麦ではロスが多く、実の乾燥具合もまばらになり、蕎麦にとってはベストとは言えないものです。


その点においては、全部人の手で行うと、ロスが少なく、天日干しにより蕎麦が美味しくなってくれます。
しかし、多くの人の手がかかり、技術と時間もかかってしまいます。


「もったいない」という言葉が国際的に有名になりましたが、こうして手作業で一つ一つ想いを込めながら収穫すると「もったいない」が言葉だけでなく、実感できます。

食べ物を大切にする気持ちが育つ、野良仕事がみんなで楽しく出来ました。


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