無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

Azumino自給農スクール(稲刈り準備:田鯉の回収)

2012-10-07 07:08:28 | 自然菜園スクール
本日、


昨日は、Azumino自給農スクールの田んぼの稲刈り準備を行いました。

稲刈りの前に、田んぼの見学会も行い、写真のハッピーヒルの直立した穂にみんなびっくりでした。


耕さない田んぼの区画に植えられたハッピーヒルの株元には、去年の稲株がそのまま残っています。


最晩生のハッピーヒルには、麹玉がついていました。
麹玉とは、空気中の天然麹菌が穂に着き、自然発生した麹の塊です。

見学会の後、稲刈り準備する田んぼに移動しました。


稲穂が垂れはじめ、黄金色の稲穂がとても美しく、
合鴨たちが逃げないように周りに張ったネットをみんなで回収しました。


無農薬の田んぼにはいろいろな生き物がたくさんいますが、
中でも女郎蜘蛛の数は目に着くだけでものすごかったです。


また、今年初の発見は、アカハライモリの発見です。
田んぼでイモリが発見されることは、珍しく合鴨を放っても無事生きていられたようです。


田んぼから引き上げられ、田んぼの入口の池にいる合鴨も元気いっぱいです。
毎日水浴びをし、毛づくろいをし、餌を食べてどんどん太っていきます。


そんな生き物の多い田んぼで、まだ田んぼにいる生き物の回収を参加者みんなで行いました。

田んぼの水はほとんどないのですが、田んぼといってもまっ平らではないので、ところどころ水たまり程度の水が残っていて、そこに放した田鯉の子供たちがまだたくさんいます。

それらを、手に網やかごを持って寄ってたかって捕まえます。
いい大人が本気で、楽しむ姿は、童心そのもの。


思った以上に回収できました。


試験的に1カ月しか投入しなかった田鯉の成魚から、こんなにも多くの鯉が生まれて田んぼで育っていました。

全部で94匹。
これはもう、水槽で飼いきれる数ではありません。
近くの熱帯魚屋「グッピー」さんのご協力の元、酸素を入れた袋に移し、


その日の夕方、大岡にいる友人好意で池に入れさせていただくことになりました。
友人の池には、前回回収した田鯉の成魚(親)もいます。

広く、綺麗な池でのびのびと来年の田植えまで過ごしてもらいたいものです。
大岡でも最近まで、田んぼに鯉を放ち除草しながら鯉を育てる田鯉農法で、稲を栽培していて、この池には久しぶりに田鯉が冬を過ごすことになりました。

失われつつある残していきたい伝統の農業がここに小さく復活しました。
まだまだ試行錯誤中ですが、田んぼに鯉を放ち、鯉を育てながら、稲も育てる田んぼ、続けていきたいと思います。

今日は安曇野環境フェアと蕎麦刈りです。
行ってきまーす。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする