よむよま

よむ・よまない、それから。

敗者 松山ケンイチ

2013-03-30 16:10:48 | 読む
松山ケンイチのエッセイ本を読んだ。
買うとき、題名が思い出せず、
敗戦?・・・違うよね、敗北?・・・違うよね、なんだっけ?
「敗者」新潮社

大河をやるにあたって、ずいぶん研究したり、考えたり、準備してやってるのね。
ただ、うっかり吉川英治の「新平家物語」を読んじゃったのはまずかったと書いてる。
イメージができてしまって、失敗したって。

慣れてきたあたりの時期が辛かったようで、
自分の中からほとばしるような清盛をやってきたはずが、
こうあるべきだろうという枠組みになってしまっている自分にもがいてる。

鳥羽院の三上博史の演技に圧倒されたと書いている。
その存在が鳥羽院そのものだという説得力、
自分もそうあろうとしていたのに、だめだと。

終盤、最終回に向かって平家が凋落する台本に、寂しくて苦しくて気分が悪くなってしまったり、
気がゆるんで風邪ひいちゃったり。
どうやって死の場面を演じるか、考えている。

(やはり、最終回に向かって、自分も死んでしまうんだと怖くてたまらなかった香取慎吾は特殊)

マツケン、まっすぐで熱い人ね。
棟方志功をやったらよさそうな。
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